ポジショニングが相手に与える脅威を知る事

土曜日は比較的レッスンが終わるのが、平日よりも早いので、この時間を利用して、ジムに行ってトレーニングをしたり、テニスの動画を見る等して過ごしています。

今日は、US OPEN2012の3回戦のラオニッチ対ブレークの試合を見たのですが、ラオニッチのサーブの凄まじさと、ストロークの上手さに驚かされました。
ブレークは、ラオニッチに、簡単にサービスキープをされるので、自分のサービスゲームにプレッシャーがかかるのでしょうが、ストローク戦でポイントを取るのは、タイミングの早さでエースを取るしか方法がありません。
ポジションを下げて、相手のタイミングを外すということがあまりなく、一昔前のプレースタイルなのかと思います。

こんなラオニッチに、4回戦でアンディマレーはどのようにして勝ったのか、不思議だったのですが、下記の動画をみて、納得です。
とにかくシチュエーションに応じて(オフェンス、ニュートラル、ディフェンス)ポジショニングを素早く変化して、色々なタイミングや球種でボールを打っています。
オフェンスのシチュエーション(チャンスが来そうな場面)では、必ずコートの中に入り、ディフェンスのシチュエーションでは、ポジションをベースラインから下げ、相手に攻められないボールを打つ様にしています。相手がネットに出てきた際のパッシングショットは必ず相手に1度触らせています。
(最後必ず返球されて、もう1球打たなくてはいけないというプレッシャーが、ボクシングのボディブローの様に相手を苦しめ、ブレークに繋がっているように思います。)
ニュートラルのシチュエーションでは、ポジションを下げて、ヘビーボールを打った後に、次のボールで逃さずにコートの中に入る等の戦術が随所に見られます。
「これは強いわ。」と、画面の前で自然に拍手をしていました。
このシチュエーションに応じたポジショニングの変化をさせることで、相手にどれだけ脅威を与えるかを選手はもっと知るべきではないかと私は考えます。

これを見てしまうと、ジュニア時代からやるべき課題が山ほど見つかります。
妥協無しで、本当に集中して練習に取り組む事が必要です。


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