テニスを愛する皆さんこんにちは
オレンジボウル初日、4ヶ所の会場を回りながら試合の観戦と
情報収集、観戦と言っても仕事であるので、その全てについて
語る訳にはいかない。〔いわゆる守秘義務だ〕
今日語れるのは、コーチの視点から見た日本人選手について
だろう。特にこの夏の欧州遠征で引率した村松選手の約半年の
間の変化が伺えたのはコーチとして非常に嬉しい事だ。
彼は左利きなのだが、欧州遠征当時は左利きの特性を生かす
という事に(左利きのアドバンテージに〕全く意識が無かった。
右利きの選手が、左利きの選手を相手にした場合、どんなに
バックハンドが得意な選手でも、左利きの選手とクロスラリーを
〔相手はフォア〕するのは疲れるものだ。
テニスはオープンスキルのスポーツというコーチがいるが、多分、
そのコーチはテニスが相当下手か、殆どテニスを理解していない
学者さんだろう。〔テニスを理解していない学者は嫌だな〕
もちろんオープンスキルの要素はある、一見そうのなのだが、ん~~
それでも全体の8対2の割合でしょう。わかりやすい例で言えば、
フェデラー対ナダルだろう。ナダルがサーブをフェデラーのバックに
入れる、ファーストショットはフェデラーのバックに打つのは、私の
祖母でも2~3ゲーム見れば解ることだ。
多分、ウィンブルドンの決勝を見ていた世界中の人が解る事だろう。
テニスの試合の場合、7~8割のポイントやり取りで試合は決まる。
皆さんもそうだろう、実際にテニスをする人で、相手の打ってくるボール
のコースが殆ど予測できていない人なんか殆どいないのだ。8割方は
相手の打つボールのコースは予測できている。
予測しづらいには、ボールのスピードだ・・・これに気がついている人は
少ないだろう、ボールのスピードに変化をつけるのは、常に効果がある。
〔弾道の変化ともいえる〕
今日の村松君は、左利きの形を作りながら、流れの中で攻めていく
形が出来ていたので、見ていて変化を確信できて楽しかった。
彼に限らず、夏の欧州ツアーから変化〔あえて成長とは言わない〕、
している選手が多く、中々参考になる一日でした。
夜はケンタッキーフライドチキンで夕食・・・意外だが、ドイツには
KFCが少ないのだ・・・。