急・急・緩・・・

テニスを愛する皆さんこんにちは

昨日、サッカーの話をしましたが、同じ理論でもテニスと
サッカーは求められている所が違うと思います。

サッカーにおける理論の大半は戦術であり、テニスに
おける理論の大半は動作(特に打球動作)だと思います。

これはもちろん二つの競技の性格やルールが違う為
です。テニスの試合は基本的に同じ作業の繰り返しで、
ボールを打つコースも返球されるコースも幅は限られ、
プレーには高い連続性が求められます。

故にショット一つ一つのショットの精度を高め、よりスピードと
パワーのあるボールを打つ練習及び打球フォームの分析が、
テニスにおける主要な理論だと思います。

そこで忘れられ易いのが、ゆるいボールを打つことです。


テニスにおける戦術であらゆるレベルにおいて最も有効なのは、
ボールのスピードの変化です。特にゆるいボールや高いスピンと
低いスライスは相手の連続性を殺す為には常に有効です。
(特に男子は大切です)

選手はリズムを大切にします。自分にとって心地良いリズムで
プレーしたいのです。そのリズムが崩れる事が一番のストレスに
なります。ですから試合において相手のリズムを崩すボールを
混ぜる事は非常に重要です。(得に相手に押されている時は)

間違ってはいけないのは、連続性のあるプレーの中でスピードの
変化を混ぜる事が大切であり、如何に有効なボールでも3球も
続けて打てばあまり意味を成しません。

普段の作業(練習)の中に、仮に単純なクロス打ちでも、急・急・緩
急・緩と変化をつける練習をしておくべきでしょう。

また、ゆるいボールは選手に落ち着きを与える意味でも有効です。
試合前に極度に緊張しているジュニア選手等の場合は、少し遅い
ペースで試合(ラリー)のスタートが出切れば試合中に落ち着くのも
早いと思います。

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