テニスを愛する皆さんこんにちは
今日は短い時間でしたが、パリ市内にあるフランス国立
スポーツ体育研究所(通称INSEP)を訪問してきました。
INSEPはフランス青少年スポーツ省管轄する施設で各種
スポーツの若手エリートの育成・強化を行う中枢です。
正門を入ったところ。かなり立派な施設です。
広大な敷地です。古い施設と近代的な施設が同居してます。
テニス競技は16歳から18歳までのエリート選手から男子
8名・女子4名がINSEPで練習しています。朝8時~10時が
授業、10時半~12時半が練習、2時~4時が授業、4時半
~~~練習・トレーニングです。(全寮制)
エース級は米国遠征中・・・居残り組も頑張らねば・・・。
13歳~15歳の選手の為の施設はニース近郊とフランス中部
にそれぞれ1箇所あり、そこで成果を認められた(振り分けがある)
選手がINSEPで生活を行います。さらに成長した選手達は
ローランギャロのナショナルセンターで練習をする事になります。
(完全なピラミッド式)
もちろんトップジュニアの全員がINSEPで生活すると言う訳では
ありません。プライベートのアカデミーで練習する選手やアメリカに
渡る選手もいると思います。
谷沢コーチのブログにもありますが、お金を使えば必ず選手が強く
なるという訳ではないと思います。しかし、50年・100年使える施設
・指導・教育システムを作る事は非常に意義のある事だと考えます。
効率よく予算を使う事、不必要な予算をカットする事も理解できます。
しかし、コストダウンがレベルダウンに直結するならば、それはお金を
全く無駄に使っていると言う事です。(どんな仕事も同じ・・だろっ?!)
日本にもNTCが誕生して良い効果・成果を上げていると思います。
ただし、それはこれまでがゼロだったので効果があって当たり前
・・・だと思います。NTCの今ある姿がゴールでは無いと言うことを、
JOC及び文科省関係者は常に考えておかなくてはいけません。
ではまた・・・