テニスを愛する皆さんこんばんは。
指導者に必要なメンタリティーってなんだろうと
時々考えます。
理屈理論云々はもちろんですが、指導している選手が
どんなに上手な選手でも「ダメな物はダメ!」って
ハッキリ言い切れるメンタリティーは絶対必要でしょう。
コーチ自身の現役時代よりも明らかに良い成績を
残している選手を、叱咤してPushし時に罵倒し続ける
のは大変なことです、本当に勇気がいることです。
(親が指導者の場合は、かなりギリギリのところまで
踏み込むことが出来ます、良いところばかりでは
ありませんが、アドバンテージはあります。)
コーチや監督が、まず戦うべき相手は,
まず自らが指導している選手です。
先ほどオリンピックのサッカー、ブラジル対アルゼンチン
の試合を観ました。
ブラジルの10番(ロナウジーニョ)は、明らかに動きが悪く
チームがハンディを背負っているのは明らかでした。
(テレビで観た人もたくさんいると思います。)
しかし、その試合の解説者は「余裕がありますね~~」
「無駄な動きが無いですね~~」・・・etc。
誤解の無いように言うと、その解説者は日本では高校・
大学サッカーの超エリートで、もちろん日本代表選手でした。
ロナウジーニョのプレーが悪い事ぐらい百も承知です。
(間違いない!)
彼は指導者として、今後の日本サッカーを導いていく存在の
はずです、何万人の視聴者(特に子供に対して)に、
「選手のコンディションが悪いこと」「監督の起用ミス」・・・
位は指摘する責任があるのではないでしょうか?
たとえ相手が「王国の選手と監督」であったとしても。
選手に対する尊敬の念は大切です、しかし、
「ダメな物はダメ!」というポリシーやメンタリティーは
絶対に必要なはずです。
まもなくUS OPENが始まります。今シーズンのフェデラーは
病気の影響もあり精彩を欠いています。実際に同じ病気に
罹った選手からも話を聞きましたが、回復する(元の状態に
戻る)のに非常に時間がかかるそうです。
彼のプレーが良くない理由の一つは上記のコンディション
ですが、もう一つ、元々ベストショットではないバックハンドの
リズムが完全に狂っていること(打点・距離感・フットワーク
全て)、この点を指摘できている人物が、今の彼のチーム
にいるのか?
「お前のバック(or condition・・・whatever・・・)は狂っているぞ!
しっかり調整するぞ!」とハッキリと伝えられる人物が彼の
周囲にいるならば、復活の可能性もあるでしょう。
ナダルには、トニおじさんが付いていますからね・・・。
コメント
はじめまして。というか、GSなどでは、ちょくちょくお顔を拝見しております。同じサイトでブログを書く者として、今回の記事は、本当にその通りと思います。「はっきり物を申せる勇気」大切な事と思います。同じ仲間として、ご活躍を応援しています。
丸山様
世界のトップ選手とお仕事をされている、丸山コーチからのコメントはとても心強く感じます。
グランドスラムでお会いできる事を、楽しみにしています。
濱浦さん、お久しぶりです。
三和テニスアカデミーバンコクの酒井亮太です。
ブログ楽しく読ませて頂いています。
世界の最前線で活躍されている方の考えや、見方がストレートに伝わってきて、とても考えさせられています。
またお会いできる時には色々とお話を聞かせて下さい。
これからもブログ楽しみにしています。
酒井様
バンコクではお世話になりました。
世界の最前線は・・大袈裟です。
しかし、そこで必要とされる人物に
なりたいと思っています。
お互いがんばりましょう。