テニスを愛する皆さんこんにちは
東レ PPO予選の決勝、伊達選手はカナダのウオズニアック
選手に負けてしまったようですね。今回、Top50の選手と2試合
戦った伊達選手が、次のジャパンオープンに向けてどのように
調整してくるのか、本当に興味のあるところです。
昨日のブログの内容は、幾分棘のある物言いだったと思います。
客観的に観てジュニア育成のレベルでは、世界との差は確実に
狭まってきています。あと少しの差なのです。(断言できる)
この少しの差を埋めるのは、指導者の更なる意識の向上だと
思っています。
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コメント
はじめまして。コンディショニングコーチをしているtoyoと申します。いつも興味深く拝見しています。
指導者としてはなかなか耳の痛いことをはっきり書かれるので、自分の反省として、謙虚な気持ちで指導して行けるようにと読ませていただいております。日本のテニス発展のためにも我々コーチはしっかり勉強しなければいけませんね。
またお邪魔します。では
こんばんは。
私はテニスをした事がありません。ましてやスポーツというものとは無縁の人生をこれまで送ってきました。
このブログもコンピュータで遊んでいたら偶然出てきました。
早速、質問があるのですが、日本のテニスが強くなって社会にどういうメリットがあるのですか。日本人選手がテニスという競技で活躍することによって今、日本が抱える社会問題や環境問題などが解決されるのですか。おそらく解決しませんよね。
ジュニアのレベルが向上して、どうなるんですか。テニスに時間をかけていたら学習時間は当然減りますし、肉体疲労の影響で学習に集中しにくくなりますよね。ということは「スポーツバカ」がたくさん生まれてしまい、社会にとっては大きな問題ではないでしょうか。スポーツ選手の中でトップになれるのは、ごく一部ですよね。なれなかった選手はどうなるんですか。使い捨てですか。
これ以上ジュニア強化はしない方が良いのではないでしょうか。
低年齢から具体的な順位をつけることで子供は勘違いを起こしやすくなりませんか。順位をつけることで自分より上の人と下の人が明確になりますよね。テニスの技術という非常に狭い分野だけで他人を否定したり尊敬したりすることだって十分に考えられますよね。こういう事を低年齢から子供の頭にインプットさせてしまうと、とんでもない大人に成長してしまいそうな気がしませんか。
テニスで日本1位になった、それは凄いことです。誰でも簡単になれるわけではありません。しかし子供はまだ幼いので柔軟な判断ができません。それを周りの大人や指導者が「お前は天才だ!」とか「OO王子」とか言うと勘違いして社会に出ても通用しない人間になってしまうのです。巷で言うスポーツバカですよ。
長くなりましたが、私の率直な質問はこれです→日本のテニスを強くすることで社会的なメリットはあるのか?ということです。ぜひブログ上に返答頂ければありがたいです。
gannbaltutekuzasai
Toyoさん
ありがとうございます。スポーツの進化はフィジカル・コンディショニングの分野の進歩がとても大きく影響していると思います。日本人のトレーナーも海外で数多く仕事をするようになっていますね。テニスではIMGの中村さん、USTAの大地さん、フランスでは秋本さんが活躍しています。米国の野球や欧州のサッカーリーグでも日本人のトレーナーが活躍しているそうです。外国で仕事をするということは、現地人の倍の努力をして始めて認められると思います。これからのToyoさんのご活躍を期待しております。
こんにちは。いつも楽しく読ませていただいています。
楽しいコメントがありましたので、私見を書かせていただきました。お許しください。必要に応じて、削除していただいても構いません。
<日本のテニスが強くなって社会にどういうメリットがあるのか>
たくさんありますね。これからみていきましょう。テニス言わず、スポーツとして考えますね。
<日本人選手がテニスという競技で活躍することによって今、日本が抱える社会問題や環境問題などが解決されるか?>
社会問題、環境問題は数多く存在します。その要因も様々で複雑です。人間がつくる社会において前提にあるのは、人々の幸福です。そこに貢献できるのがスポーツの力です。感動からくる幸福観を生み、人間力を育て、コミュニケーション作り出すのがスポーツです。「解決するか」といわれると、直接的な解決にはならないと思います。もし、そういうものがあるのなら、そもそも問題にもなりませんから・・・。ただ、解決に向かわせる、もしくは改善に向かわせる力があると考えます。理由はこれからみていきましょう。
<ジュニアのレベルが向上して、どうなるんのか>
日本のジュニアが強くなれば、日本に感動が増えます。
<テニスに時間をかけていたら学習時間は減るのか?>
人により違いますが、一日16時間くらい勉強しないといけないとしたら、そうかもしれませんね。
<肉体疲労の影響で学習に集中しにくくなるのか?>
体力も集中力もつくので、長い目で見るとプラスなことが多いかもしれません。
<「スポーツバカ」がたくさん生まれる?>
スポーツバカの定義をどうするか、という点があるので…。たぶん、スポーツ以外に何もできない人間ということだと予想します。スポーツできる人は、頭がいいことが多いです。頭が良くないとスポーツで強くなるのはまず無理ですから。ただ、身体的要素や精神的要素もよいですので、目立たない可能性もありますけど。
それから、社会において必要な人間力には、学校の勉強だけでなく、コミュニケーションを行う力、地域に貢献する力なども必要です。スポーツはそれらも育みます。
<スポーツ選手の中でトップになれるのは、ごく一部>
まさにその通りです。
<なれなかった選手はどうなるのか?その選手たちは使い捨てか?>
夢を持って困難に立ち向かった経験がある人たちは、その道で成功しなくても次の道を切り開いています。そして、様々な分野で活躍している方が多くいます。国際社会においても、日本の社会においてもスポーツに取り組んでいた人の評価は非常に高いです。むしろ、社会的に非常に価値の高い人が多いと評価されているというのが現状ですね。もちろん、人によるというは、スポーツに関係なく言えることですけど。
<これ以上ジュニア強化はしない方が良いのか?>
目標を信じられる環境を作る必要があります。それがテニスで夢を見ている子供たちの願いでもあります。
<低年齢から具体的な順位をつけることで子供は勘違いを起こしやすくなるのか?>
テニスの順位と関係なく、相手に敬意を払い、支えてくださる人に感謝をして表現できるようになるのが大切だと思います。もともと、社会にはたくさんの順位が存在します。そういった中で、しっかりと自分の考えを持てるようになれるのがスポーツの力であると思います。
<順位をつけることで自分より上の人と下の人が明確になるのか?>
あくまで、非常に狭い分野においてですが、順位は明確になると思います。社会においては、たくさんの順位が存在します。テニスでつけられた順位が人の存在の優劣を決めないということを、子どもたちはスポーツから学ぶことができます。
<テニスの技術という非常に狭い分野だけで他人を否定したり尊敬したりすることだって十分に考えられるのか>
他人を否定することのないようにする教育の力があるのもスポーツです。特に困難を味わったり、それを克服することで成長するので、スポーツを一生懸命やった子供たちは、人間力がつきます。また、ある分野で優れているというのは、尊敬に値するので、プラスに働く部分は歓迎するべきです。
<こういう事を低年齢から子供の頭にインプットさせてしまうと、とんでもない大人に成長してしまうのか>
もし、テニスを基準に誰かの人間性を否定するようなことがあればそのとおりだと思います。むしろ、そのようなことをなくす力があるのがスポーツです。なぜなら、テニスは人間社会の中に存在していますので、そのようなことが許されるはずがないからです。
<子供はまだ幼いので柔軟な判断ができないか>
子どもたちは、とても吸収力があり、むしろ柔軟だと表現することも可能です。ただ、価値観が偏る可能性は、スポーツに関係なくあり得ることですね。ただ、それをトレーニングできるのがスポーツの有益性の一つですね。もちろん、指導者たちや親は、年齢によって接し方がありますので、それを学ぶ必要があるとは思います。
<それを周りの大人や指導者が「お前は天才だ!」とか「OO王子」とか言うと勘違いして社会に出ても通用しない人間になってしまうか?巷で言うスポーツバカですよ。>
勘違いすると決めてしまわないでくださいね。人から大いに褒められても、周りの方に感謝をして、「一人では成し遂げられませんでした。」といえる力をつけれるのがスポーツです。スポーツは人間力を鍛えます。
それから、スポーツの現場において「お前は天才だ!」と指導者が言うのがメンタルコントロールを手助けしていることもあります。自分を信じることは大切なことです。
「OO王子」と言われて社会に通用しない人間が過去にいたという話を聞いたことはありませんが、少なくとも、それを言われる人は、人間的、社会的な部分を周りから厳しき指摘されます。バッシングの対象にもなるのです。つまり、彼らは、それだけの成長を求められるわけですね。
なお、定義付の問題かもしれませんが、「スポーツバカ」は、社会に通用しない人のことを言うわけでありません。スポーツが大好きな人をいうのですよ。
<日本のテニスを強くすることは、社会的なメリットがあるか>
大変大きなメリットがあると思います。それも様々な面で。
例えば人間力
スポーツが持つ力は説明してきました。仮に競争社会の中でも、人間力を持ちつつ社会で活躍している方が増えます。困難を、成長のチャンスとする前向きな気持ちを持てる人が増えます。素晴らしい人材を作り出すスポーツ。そのためにも夢を信じられる環境を作ること、目標を持ち続けられる環境を作ることは必要です。「日本のテニスを強くしたい」という思いは、そこにもつながります。
例えば経済的に
簡単な話ですが、スポーツには、大変大きな経済効果があります。強い選手がでることは、もちろんプラスですね。
例えば環境
スポーツが人を惹きつける力は、大きいです。惹きつけられない方もいるみたいですけど…。とにかくそれをきっかけに、知らない世界の人だった同士が協力したり、苦しんでいる人がいるのを知ったり、違った価値感があるのを知ったりします。そこで環境問題に関心を持つ人が出たり、環境問題を構造的に解決する人材が育ったりもするはずです。テニスという国際的なスポーツの場で日本(のみならずたくさんの国)が活躍しようとすることは、環境にとってプラスになります。(直接的ではないですけどね)
例えば人の感動
社会が人に与える価値の一つに幸福な感覚があると思います。困難を克服した経験を持つ多くの方は、スポーツによって多くの感動を得ることができます。それは幸福につながります
あげたらきりないですね。切り口次第でもありますし。改めて書いてみて、スポーツの持つ力はすごいなと、スポーツのフィールドで夢見る子供たちがたくさんいることは、とてもいいことだなと感じました。
私の率直な質問はこれです→日本のテニスを強くすることで社会的なメリットはあるのか?
FTさん 貴重なコメントありがとうございます。ご質問への答えですが、私は”ある”と思っています。
社会問題の多くは、他者・他社・他国へのコンプレックス(嫉妬や妬みなど)が原因である事が多いと思います。誰でも大なり小なりコンプレックスは持っていると思います。その事に打ち勝っていくのは、やはり自分自身の”自信”ではないかと思います。自らが定めた目標に向けて努力をすること、たとえ結果的にはその目標にたどり着けなかったとしても、その努力の過程において得られる”自信”は、その人の人生の支えになると思います。それがテニスを通じてでも、学習を通じてでも、どちらでも良いと思います。FTさんも何かスポーツにトライしてみては如何ですか?
スポーツは人を育てるさん
ありがとうございます。非常に参考になるご意見です。私はこのブログを書くという過程において、自分の価値観や表現力を磨いていきたいと思っています。ただの自己満足かも知れませんが、自分の考えをなるべく真っ直ぐに表現したいと思います。もしも、「ちょっと違うんじゃないの?」という感想がありましたら、遠慮なくコメントをお願い致します。
こんにちは。私の疑問にお答え頂きありがとうございました。
まだ疑問に思うこともありますが、そうか~と思えるところも沢山ありました。濱浦さん、そしてスポーツは人を育てるさん 本当にありがとうございました。
私はこれまで勉強ばかりしてきました。(決して自慢ではありません。)世間でいうエリート中学・高校を卒業し国公立の大学を卒業し大学院にも行きました。
これまで机に向かう事はあってもスポーツをする機会はほとんどありませんでした。私の両親も世間で言うエリートなので勉強や学問には理解があってもスポーツには理解と言いますか関心が全くありませんでした。
そういう家庭で育っているのでスポーツについてはあまり分かりません。しかし今回で私の中のスポーツ観が少しですが変わりました。ジュニア選手育成は本当に難しいとは思いますが、頑張って下さい。
スポーツの素晴らしさを私のような「スポーツ分からず屋」に教えてやって下さい。(私のコメントの中で、もし嫌な思いをされた方がおられましたら、この場をお借りして謝罪させて頂きます。申し訳ありませんでした。)
最後になりましたが、私の疑問に答えて頂き、ありがとうございました。
FTさんのコメントに、しっかりと答えられること、FTさんと前向きに議論ができることは、スポーツの世界で生活している人には、絶対に必要ですね。
FTさんが、環境、教育など社会的な構造などを動かせる立場にいらっしゃるのでしたら、ぜひ、テニスに挑戦してみてくださいね。
何をするにしても、かならずどこかでたくさんの「人」が絡みます。その「人」を虜にする可能性のあるスポーツの一つである「テニス」がなんたるかを知ることは、FTさんが、社会問題や環境問題の解決のために動かれるのにも役に立つ(可能性がある)のではと思います。
もし、汗をかく爽快感や、社交力などを感じてくだされば、なおうれしいです。ただ、テニスの魅力は、とても奥深いです。テニスバカにならないように注意してくださいね。(大歓迎です)
濱ちゃんへ
僕自身が属するグループはノンバンク型のファンドでありますが
人材こそ日本人が多いですが外資系に属します。
周りにいる社員はスポーツに打ち込んでいた人が多くそしてその様な人たちをこ
れからも探し求めている会社であります。なぜか。
我々スポーツバカは試合に負けても次の日(当日に練習もする)には気持ちを取
り戻し練習を再開せねばなりません。
この繰り返しでした。話がずれますが、フレンチ、ウィンブルドン、オリンピッ
クを取っているナダルでさえ僕が思うにUS オープン準決勝で負けた時は相当に落
ち込み最悪な気持ちであったと思います。立ち上がることを学びそして必然的に良
いことなど続かないし反対に悪いことなども続かないということをスポーツを通し
て学ぶことができます。自分を追求することにゴールも満足もないのです。個人の
レベル、スポーツジャンルはどうであれその様な世界に生きております。その様な
世界にいたからこそファンドというドライな世界にも求められるのです。
数字が読めて優秀な人材はいつでも買えるがいわゆるスポーツで鍛えた根性のあ
る人間はそう簡単に見つからないと言うのをよく聞きます。
少なからずともスポーツに打ち込む理由はそこにあるのではないでしょうか。本
来ならばno reasonだと思いますが。
英樹へ
数字が読めて優秀な人材はいつでも買えるがいわゆるスポーツで鍛えた根性のあ
る人間はそう簡単に見つからないと言うのをよく聞きます。君のこの言葉が全てだね。ありがとう。