ターニングポイント、、、

テニスを愛する皆さんこんにちは

今回は通常よりも1週早く全米の前週(WTAニューヘブン)
から現地入りしましたが、振り返ってみると1ポイント、
Ⅰゲーム、1試合の結果で選手の調子が大きく変わる事を
再認識しました。

USシリーズのトロント、シンシナティで初戦敗退したウォズ
ニアッキですが、ニューヘブンの合流時もそれほど良い内容
ではありませんでした。一つのターニングポイントとなる
試合は3Rのマッケイル戦です。シンシナティの初戦でも
負けている相手で、大会時10代の選手で唯一WTAtop100
入りしていた選手です。(女子もそんな時代なのです)

プレーの内容自体は決して良いものではありませんでした。
ゲーム中の状況判断も悪く、コーチであるお父さんが再三
アドバイスをしていました。ただし、気合いだけは入って
いたので身体の動きは良く、相手の攻撃を凌ぎ切りました。
(非常に重要な試合だと本人も強く自覚していました)

続く準決勝はスキアボーネ、この相手ならチャレンジ出来る
ので通常のアップの前にもう1時間練習を入れて試合に備え
ました。前の試合よりもより攻撃的に進めますが、先にブレ
ークを許して3−5、、、次のゲームで非常に長いラリーから
ネット前のドロップショットを拾って、次は後ろに走ってロブ
で返球、、、そのボールをスキアボーネがスマッシュミスして
ウォズニアッキのポイントへ、そこから流れが変わりました。
本当にそこから見違える程、安定したプレーが続いて準決勝、
決勝を勝ち切りました。(こういう事もあるんだなと、、、)

全米ではベスト4でしたが、そこに勝ち上がる時もほんの1球
のミスでリズムを崩してしまう事などがありました。敗れたセレ
ーナ ウィリアムスとは現時点では力の差があった事も事実です。

世界一位の選手ですが、まだまだ発展途上の(言い換えれば伸び
しろのある)選手だと思っています。この先も幾つか訪れるで
あろうターニングポイントをしっかり掴んで、更に成長して欲し
いと願っています。


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