議論はいいでしょ?

テニスを愛する皆さんこんにちは

この数回の投稿に対して、匿名希望様、riki様、金子英樹さん、
木下明美さんからご意見(投稿)を頂きました。
本当に感謝するべき事です。

私は決して品行方正、清廉潔白、石部金吉ではございません。
ただ、〜〜のような私もテニスというスポーツを通じて、
世界を見る事が出来、時々は夢を見る事が出来、そして家族
を何とか養う事が出来ている事に心から感謝しています。
テニスで良かった、、、と。

私がハンブルグに来た当時は、この街で女子のジャーマン
オープン(現在のプレミア)と男子のジャーマンオープン
(現在のATP1000)が,1週間毎に開催されていました。
まだ、グランドスラムも見た事が無かった頃でしたから、
「やっぱりドイツに来て良かったぜ〜〜」と単純に
思っていました。

その後、女子の大会の観客が減少、同大会はベルリンに
移動、中東のオイルマネーの支援で存続するも最終的には
消滅してしまいます。現在はカレンダーにありません。

一方の男子も歴史を誇る大会でしたが、フェデラーとナダル
が激戦で消耗して2年連続で大会を欠場。翌年には両者の
決勝も行われましたが、既に大会が格下げになり開催の
時期が変更する事も決まっていました。現在では、ジャパン
オープンと同じATP 500ですが、トップ10の選手は一人か
二人しか参加しない、スポンサーが毎年変わる観客席の空席
が目立たぬように幕で覆い隠してある大会になっています。

日本には潜在的なテニスファンは凄く多い筈ですので、PPOも
ジャパンオープンも更に良い大会になる可能性は沢山秘めて
いる筈です。インターハイの予選や大学の体育会、同好会の
大会の参加人数なんて世界にも類を見ない規模ではないで
しょうか、、、?

多くの関係者(知人恩人)が日本の大会には関わっています
ので、その大会の事を直接取り上げる事はやはり躊躇します。
しかし、議論のテーマとしてとりあげるのは必要ではないか?
とも思います。思考停止は何より怖い。「どうせ言っても
しょうがない』というのは、テニスに限らず社会的な問題だ
と思います。が、それを良しとする事は、集めた義援金すら
まともに被災地に届ける事が出来ない政府を作り出している
事と同じでしょう。(少し無理がありますか?すいません)

日経新聞のコラムによるとPPOの大会動員数は28年間で
100万人に達したそうです。その数字をどう評価するのか?
は、それぞれの立ち位置により異なると思います。これまで
の28年間の大会継続に対する敬意は持たなければいけませ
んが、次の50年〜100年間の大会のあり方こそが問われ
ると思います。

もう一度、匿名希望様、riki様、金子様、木下様(投稿順)
どうもありがとうございました。これからも「私はこう思う」
「違っていると思う』という意見で構いませんので、忌憚の
無いご意見をお願いします。

議論はいいでしょ、、、?


コメント

  1. 案納泰裕 さん : 2011.10.05

    こんにちは。はい、議論は大切です。

    個人的には、どちらの大会にしても有明のセンターコートで繰り広げられるつまらないMCの演出が嫌いです。今年も同じかどうかはわかりませんが。
    例えをあげるのであれば、ジョンカビラでしょうか、彼がプロフェッショナルな立ち振る舞いで、正しい演出をするべきだと思います。このような一つ一つの細かい演出はすごく大切だと思います。
    又、大会の演出全てが中途半端だとも思っています。何となくナンセンスです。
    僕はテニスを愛しています。ppoに関してはすごく残念でした。玄人しか足を運ばない大会はああなります。単純にチケットを売る必要があります。あきらめない努力だと思います。

    返信

  2. 金子英樹 さん : 2011.10.05

    エントリー「男女共催は無理なの?、、、」に付随しますが、ストーサー、セリーナ、スキアボーネ、伊達さんとテニスは他のスポーツに比べてアスリートとしてもレベルが高く、プロスポーツとして観てて充分納得いく選手も多いと思います。が、女子テニスでコノテーションを挙げよと言われたら「テクニックに貧しい」とすぐに頭に浮かび上がってしまいます。よって戦術、配球、ポジショニングなどすべてが崩れ去さられてしまいます。

    返信

  3. 濱浦貴光 さん : 2011.10.06

    案納様
    コメントありがとうございます。

    MCが入るというのは、欧州の大会では比較的少ないように感じます。ダラダラ長い演出は確かにナンセンスですね。選手の紹介やエピソード、当日のトピックス等をポイントを押さえて案内してくれれば良いのでは無いかと思います。

    MCをする人は、松岡修造さんの事を意識し過ぎない事、真似をしない事、これに尽きると思います。ただ、実際問題、私達もこのような大会での運営等は基本知識の一つとして学ぶ機会があっても良いのかもしれませんね。テニスの専門学校等では、大会運営を学ぶ時間等もあるのでしょうね?それぞれの地域で規模は勿論違いますが、大会等は運営をする機会は数多くありますから。

    返信

  4. 濱浦貴光 さん : 2011.10.06

    英樹へ
    コメントありがとう。

    俺は今年の全米SFでは恥ずかしながら、初めて生セレーナを至近距離で見ました。その運動能力(ごついけど凄くしなやかさもありました)はもちろんなのだけど、彼女の次のプレーへの予測とポジショニングの良さは「なるほどパワーだけでトップにいるんじゃないな」と本当に感心させられました。質としては「天性の感」という感じです。以前からフォトグラファーの人達から良く聞かされていた「今週はセレーナが野獣になって来たから、セレーナが持っていくね」という言葉の意味を垣間みる事が出来ました。

    あとね、オーストラリアの女子のバルティーちゃん(15歳)U-18男子も含めて現在のジュニアで最もテクニックのある選手です。最近は試合をやっていれば最優先で見に行く選手です。芝でのスライスの使い方なんて痺れますよ。覚えておいて。Ashingh Barty (Aus)です。

    返信

  5. 匿名希望 さん : 2011.10.06

    良い記事、良い問題提起です!

    いつかの記事かコメントで「どうせ言っても仕方ない…」という周りの空気があると聞いた時は悲しくて涙が出そうになりました。
    さもありなんという気もしましたが…それでいい訳ないですよね!?

    そう、議論をしようではありませんか!!

    TVなので実況に隠れて良く聞こえませんが、ジャパンオープンではどうやらセンターコートにDJ風のMCが入っています。
    昨年は気づかなかったので、多分今年からでしょう。
    でもでも、なかなかセンスの良いMCで良い感じですよ!詳しくは川廷君に聞いてください。

    後、私が注目しているのがF.ダバディ氏の存在です。知ってますか?
    彼はWOWOWのGS中継のナビゲーターを長く勤めていますが、テニスへの造詣も深く、愛情もとてもあって素晴らしいナビゲーションをしてくれます。
    ジャパンオープンではオンコートや試合前のインタビューも担当していますが、ちゃんと的確な質問をしてくれます。局のアナウンサーがするインタビューとは雲泥の差です。
    彼のような色んな文化・芸術・スポーツに造詣のある人物が日本のテニスを応援してくれてとても嬉しく思っています。

    …と、お伝えしたい事は山ほどありますが、テニスを愛する気持ちというのは皆さん通じているはずですので、色んな場面で議論が展開していくことを期待しています。

    今後も色んな事に対する問題提起と改善策の発信を頼みます。その波紋は、私のような名もなきテニス好きが発するのとは影響力が違うと思っているので…

    ところで、貴兄もそろそろ日本の現場で力を発揮されるおつもりはないのでしょうか?
    謙遜せずに、日本でのジュニア育成に寄与される日(誰か個人的に教える…とかではなく)を楽しみにしてますよ!
    温まったら是非帰ってきてください!

    返信

  6. 濱浦貴光 さん : 2011.10.07

    匿名希望様
    ご丁寧なコメントありがとうございます。

    ジャパンオープンの川庭さんと平澤さんは(他にも関係者はいらっしゃると思いますが)、1週間だけの関わりではなく、年間を通じての大会に関わっていますから、お二人の努力は真近に観る機会もありますので、良く分かります。 

    お若いので、協会の方々の中には軽く見られている所もあると思いますが、中々誰にでも出来る仕事をしている訳ではないと思います。

    ダバディさんは時々グランドスラム会場でお会いするのですが、謙虚でとても包容力のある方だなと思い、尊敬しています。日本に限らず、アナウンサーのインタビューが酷いというのは良くありますね。

    私はやっと欧州においてスタートラインに立てたばかりです。やりたい事が沢山あります。それから私がこうして海外にいる事で、時には直接的に、時には間接的に日本のテニスに貢献は出来ると考えています。

    後は、私なんかよりももっと優秀な人材が数多く海外でテニスの仕事に関わって欲しいと思っています。その事が、日本のテニスの土台を強くするのでは無いかと思っています。なので、何とか、どんな形でもいいので欧州の地で成功したいと思っています。

    「着の身着のまま帰って来た』では、後にチャレンジする人がいなくなると思いますので、、、。

    返信

  7. 匿名希望2 さん : 2011.10.15

    今年のJAPAN OPENは工夫に工夫を加え、興業的で観客を楽しませ、選手も楽しませと変化しているように感じました。3日間のJAPAN OPEN観戦でしたがいろんな面に関心させられました。
    チケット売上方法・プログラム販売にも工夫が大きくあり、運営面では各セクションが仕事をしっかりと分けており、非常にシンプル化していました。この環境下では選手もいいパフォーマンスを出すという仕事に専念できるだろうな、っと思いましたよ。
    関心したのはダバディさんのインタビューです。アスリートへの尊敬の念を持ちながらの質問で聞いていてとても心地よくさせられました。試合前のインタビューをセンターコートでスクリーンを見ながら聞け、これから始まる試合への期待感ワクワク感を覚えました。
    またMCさんは昨年度もいらっしゃったと思いますが更にグレードアップされ、チェンジコート時のコメントも試合の流れにそったもので異和感なく、とても良かったです。激戦が繰り広げてる時にはMCさんのトークはなく、スクリーンにスポンサー数社の広告を流すだけにしており、選手・観客への気配りもあり関心しました。
     男女共催であればJAPAN OPEN男子とWTA Tier5以上であればすごく良い大会になると思います。今までのように女子がITFであれば、選手層の差が大会の雰囲気をギクシャクすることになるでしょう。日本国内でのATPの評価を落としますね。

    東レPPO大会は大きく変化しなくてはと強く感じます。 観客の求めていることを与える事・観客に有明へ来る新しい楽しみ方の提案をつくること・選手が参加して楽しかったと思わせる工夫などなど山積みのように思います。長い歴史があるからこそ新旧MIXを考える企画変化をし継続していってほしいですね。

    濱ちゃんは欧州で成功すべし! 外から日本を刺激しサポートする人がいないとね!
    台風も海の上で発生し、樹木や台地を鍛えてくれます。外からしっかり強烈な風を吹き込んで下さい。

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