テニスを愛する皆さんこんにちは
今回の帰国時に、ジュニア大会の申し込み要綱を読むと参加費の
欄に参加費+100円(ワンコイン制度)と書いてありました。
この制度は新設されたNTC(ナショナルトレーニングセンター)の
運営費として活用され、プロ・ジュニア選手の強化・育成の為に
活用される事になるそうです。
多くの場合、選手の育成費用は企業からの支援を受けて行われる
事が多いのですが、当然景気に左右される為、ある日突然!支援
打ち切りという事も起こりえます。
そういった意味では、このワンコイン制度は各大会に参加する方々の
理解を得る事が出来れば、永続的に強化費を捻出できる為、選手の
育成という時間のかかる仕事を続ける上で、非常に良い試み
だと思います。
その理解を得る(努力をする)という事が大切なところでしょう。
集まった費用がどのように使われるか?という事を、気にする人も
いるでしょう。ある程度の透明性は必要ですが、個人的にはNTCが
自由に使える事が重要であると考えます。丼勘定は困りますが、
あまり経理面に気をとらわれすぎると”人材・人財”は、育ちません。
重要なのは情報の公開でしょう。お金の使い道や人事の事ではなく、
ナショナルチームとして海外に派遣されたコーチの報告書を協会の
HP上で公開して全国のテニス関係者が閲覧出来るようにする事は、
最低限必要だと思います。
遠征に参加した各選手の個人的な報告は関係者のみの非公開で良い
と思いますが、遠征の総評(海外のテニス事情・育成事情等)は全国の
指導者にとって非常に重要な生きた情報になると思います。
そのような活動を通じて初めて相互理解は育まれると思いますし、
ナショナルコーチ自身の意識・見識・情報収集能力も高くなり、
存在意義も認められるようになると思います。
皆さんは如何思いますか?
コメント
ワンコインに関しては、私も以前投稿記事にしたことがありますが、制度自体は素晴らしいとは思いますが、公平感に欠けるし、実際にどのように利用されているのかが全く不透明・・・「あ~あの100円があのジュニアの強化に使われているんだ!」といった確信が欲しいのですが。今のところそうした透明感は全く感じられませんね・・・残念です。
Zero coolさん
いつもコメントありがとうございます。ワンコインで集まったお金を実際に育成費用に使うのは、来年以降ではないでしょうか。その際に、ナショナルチームの遠征・強化費用だけではなく、県や地域協会等の合宿や遠征に使われる事も大切だと思います。直ぐに結果に結びつく(効果を実感できる)活動では無いので、時間をかけて取り組んで欲しいと思います。