テニスを愛する皆さんこんにちは
皆さんは誰の為に仕事をしていますか?会社の為?上司の為?
自分の為・・・?家族の為?仕事をするといっても、その仕事との
向き合い方は様々でしょう。
テニスコーチの場合、多くは生徒の為!子供達の為!と答える
コーチが殆どだと思います。私もそう思ってコートに立っている時
があります。でも、生徒の為にがんばろうと思ってコートに立って
いる時は、大抵の場合”仕事”ではなく”作業”になっている気が
します。
自分の為に目標を見つけてコートに立っている時は、良い内容の
”仕事”、ドリル一つをとってもクリエイテュブな、しかもメイクセンス
する内容で時間を組み立てられていると思います。
多くのコーチが選手の将来について悩んでいると思います。
特にプロを目指す能力のある選手と仕事をする場合に、短期・中長期
のプランを立てるのは、コーチにとって最も重要な”仕事”だと思います。
一番悩むのは、殆どの場合、自分が遠征等に行けない事でしょう。
一度、一週間で良いので選手の為、クラブの為、会社の為という所を、
”自分の為”に置き換えて仕事をしてみてください。立ち位置が変わる
事で、今まで見えなかった(見なかった)問題や新たなアイデアに、
気が付くかもしれません。自分と選手や進むべき方向も、より具体的に
見えてくる可能性もあると思います。
自分の目標がハッキリしていないと、いつの間にか”作業”と”仕事”の
区別が付かなくなってくるのは、本当に怖い事だと思います。
(あらゆる職種で同じ事が言えると思います)
私は誰でも出来る”作業”ではなく、自分にしか出来ない”仕事”をして
行きたいと思っています。
もう一つ、誤解を恐れずに言うならば「選手の為に」「子供達の為に」
と四六時中言っているコーチが指導している選手は、洋の東西を
問わず、大抵の場合、勝負強さが無い。
「選手の為に、子供達の為に・・・それから自分の為にも・・・」くらいは、
言って良いかもしれませんね。