海外での生活、体験談

今日は僕が海外に遠征したときの経験を・・・

かなりタフな遠征もありました。
いかに節約するのかを考えていました。

かれこれ10年以上前です。
フィリピンにサテライトサーキットに出場していました。

サテライトサーキットというのは男子の試合で、今はフューチャーズになりましたが当時はサテライトしかなく、とても大変でした。
サテライトでは必ず3週は連続で出場しなければならず、その成績によって4週目のマスターズと呼ばれていた試合に出場できるかが決まります。
ちなみに4週目のマスターズに出場しなければATPポイントはもらえません・・・

なので大体一ヶ月で一つのサテライトサーキットになるのです。

そのときのサテライトにはまだ現役の選手で言えば、タイのパラドーン・スリチャパンや韓国のリー・ヒュンテク選手もいました。

そこでの生活は僕にとってとおてもタフでしたし刺激になりました。

まず、最初の1週はコーチが同行してくれていたのですがその後の2週(マスターズには残れなかったので)は僕一人で生活です。
当時17歳でした。

若い・・・

コーチが一緒のときはオフィシャルホテルに宿泊していたのですが、1泊8000円くらいするホテルだったので、金銭的に厳しく、安い宿泊先を探しました。
会場で誰かいないか、といろいろな人に話をしましたがなかなか見つからず、あきらめかけたときにオーストラリアの選手が探していたぞ、という情報を聞きその選手のもとへ・・・

いわゆるルームシェアをしないか、ということです。
海外では一人の値段ではなく一部屋の値段で表示します。
その部屋に2人でも1人でも値段は一緒なのです。
なので2人で泊まれば一人当たりは半額になります。

そのオーストラリア人は安いところに泊まっているからそこでシェアしよう、と言ってきたので喜んでその部屋(アパートみたいな)に宿泊しました。

一泊あたり1500円くらいだったと思います。
ホテルに比べれば安いです!

そこで出会ったのが以前書きましたゴキブリの大群、ねずみという日本では考えにくい汚い環境です。
ちなみに洗濯機なんてありませんし、ランドリーもなかったので服はすべて手洗いです。
その日に着たものを毎日洗うとそんなにたいした量にはならないので・・・

ためると大変です!

そのアパートに宿泊し、食事は近くの韓国料理にほぼ毎日。
という感じで過ごしました。

会場は先日日本対フィリピンのデ杯が行われた会場です。

近くに公園があり地元の子供たちが裸足でバスケットボールをしていました。
思わず一緒に混ざってしまい・・・しかも盛り上がっていたので喉が渇き、そこの公園の水道の水をがぶがぶ飲みました(笑)

この行為は自殺行為です。
海外で、しかも日本よりも後進国の街中の整備もされていない公園の水道ですよ!?

よくお腹壊さなかったと今でも思います。

そんな生活で試合、練習と頑張っていました。
何度も日本に帰りたいと思ってしまったのも覚えています。

日本という国ではあまりなにかに不自由する、ということが少ないのでそういう経験をできたことは自分にかなり大きなプラスになったと思っています。

水なんて買わないと飲めませんし、少しでも安いものをという考えから地元のスーパーを探して・・・みたいな生活です。

しかも当時はあまり英語がうまく話せなかった(今も!?)のでコミュニケーションをとるのも一苦労です。
ルームメイトのオーストラリア人と一生懸命身振り手振りで話しました。
そのときはかなり英語が上達しましたね。

日本語話すことがなかったですから。

そういう環境を経験すると普段日本での生活にものすごく有難みを感じます。
本当はそんな経験をしなくても思っていなくてはいけないと思いながらも、できてなかったんですね。

なので大概のことは耐える精神力もその時に身についたような気がします。

経験はそういう意味でもかなり大切ですね。

でも今もう一度、と言われたら・・・

どうしよう・・・・

気合い!!!!!!!!!!!!!!!!!!(笑)

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