ジュニアの心構え

昨日は親についてって感じだったので今日は選手自身についてです。
ジュニアの選手でしっかりしているな~と思うのはやはり自立していることがわかる選手です。
例えば・・・

試合で遠征に出る際に、自分で航空券や新幹線のチケット、宿の手配、時間の管理等が全て出来ている選手がいますが、彼と同じ年齢の他の選手では、手配は親もしくはコーチ任せ、自分一人では何もできないような選手もいます。

いかがでしょう?
確かに小学生くらいなら、まだ理解できます。ただ、もちろん自立させるように出来る限り自分の事は自分で出来た方がいいと思います。
試合の飲み物の準備とか氷の準備(ちなみに全日本ジュニアでもきっちり親御さんが準備している光景が多々みえました・・・)
さすがにそれくらいは小学生でもできますよ・・・自分でやりましょう!

そして・・・僕が一番言いたいことは、中高生の選手達にです。
特に男子選手!!!!

できるかぎり自分の親と過ごす時間を無くしましょう。家庭以外では・・・
高校生にもなって親と一緒に行動したりは・・・ねぇ・・・
自分の試合を見に来ないで!くらい言ってもいいですよ!そういう風に思うことはごくごく当たり前のことですから・・・
そこで、親御さんは、「金出してるのは親なんだから子供にそんなこと言われる筋合いはない!!!」
とか、絶対に禁句です。
子供だってそのくらい分った上で言いますから。
そう言われたら親離れしていっているんだと、理解してあげてください。なので、どうしても試合を見たい方は、自分の子供に気付かれないように陰からそっと試合を見ましょう!!

というわけで、昨日の話にも関わってきますが、子供はいずれ親離れをします。親も子離れをします。どちらが難しいことかというとたぶん(まだ親になってないので)子離れの方が難しいと思います。
男の子ならお母さん、女の子ならお父さんが・・・

でもそこで子供が自立しようとしているのですから親がそれを邪魔しちゃだめですよね・・・
涙を呑んで子供を見守ってあげてください、精神的にものすごく成長してくれるはずですよ!!

やっぱり自分も親元を離れた時に精神的にものすごく成長できました。
でもジュニアの時には出来てなかったんです・・・恥ずかしながら・・・
だから今の選手達には出来るだけ早い段階で自立して欲しいと思います。
自分で何とかしなければいけないことの難しさと、今までそれを親なりコーチなりに助けて貰っていたありがたさ、人に対する感謝の念を覚えてくれると思います。
一人でやるのは楽ではないですが、間違いなく、選手が強くなる為には自立する、ということが大事だと思います。

ジュニアの選手にはテニスを強くなる、ということはそれに伴なう様々な犠牲や誰かの助け、コートの中でボールを追うことだけが強くなる方法ではない、ということを知って欲しいです。
そして、そのためには自分を犠牲にしてでも助けてくれる人が必ずいる事も忘れずに!!!


コメント

  1. いさおPH さん : 2007.08.10

    選手は、やっぱ自立と感謝の心です。

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  2. ゆーま さん : 2007.08.12

    物事の基本であり、一流でないスポーツ選手に欠けているといわれるところですよね・・・

    そこだけは一流でいて欲しい・・・

    返信

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