今週から始まったゲリー・ウェバー・オープン。
杉田祐一(三菱電機)は予選決勝でユーズニ(ロシア)と対戦、6-7(5-7), 7-6(13-11),6-7(12-14)、3時間35分の大接戦の末に惜しくも敗れたが、ラッキールーザーとして本戦入り。
1回戦なんと芝の王者フェデラー(スイス)と対戦した。
結果は3-6,1-6で敗退。52分間の試合だった。

「世界一のグラスコート選手とセンターコートで試合できることは、テニスキャリアの中で、とても貴重なものであることは間違いない。」と杉田。

試合後、杉田選手に感想をたずねると、このような返信があった。

‘‘嬉しさと興奮とで、なかなか寝つけませんでした。
自分がプロになった時のスーパースターは間違いなくフェデラー選手。

正直今回は平常心で挑むのは難しいと思っていました。しかし、どんな自分で勝負できるのか楽しみなところが大きかったです。
結果は完膚なきまでに打ちのめされましたが、本当に微かな突破口も見えなくもないかな?といったような、充実した試合となりました。’’

‘’1つ言えることは、ここを新たな出発点にできるかが勝負になるかと思う。
もう一度ウィンブルドンで戦う可能性も十分あるとも思う。
その時に全力で勝負できる自分でありたいです。
ベストを尽くしていくので、引き続き皆様のご声援よろしくお願い致します。

杉田祐一’’

ストレートで敗退したフェデラー戦。しかしスコア以上に接戦となり、満員の観客を沸かす場面も見れた。
日本人では、錦織(6/19時点:9位)の次に西岡(64位)、杉田(66位)とランキングを持っている。
今回の試合は日本のテニス界にとっても、貴重な試合だっただろう。

ウィンブルドン優勝のボリス・ベッカーをNo.1に、そしてゴーラン・イワニスビッチをウィンブルドン優勝に導いた、世界的テニスコーチのボブブレットは、杉田のフェデラー戦を見てこう話してくれた。

「ユーイチの活躍を嬉しく思う。
ユーイチがグラスコートの王者フェデラーと戦えたことは何よりも宝であり、経験だ。
しかも彼の得意であり、最も彼の技術が生きる舞台で。
打ちのめされただろうが、実戦でしか学べない、貴重な手ごたえも感じただろう。」

続けて、
「テニスの技術は実戦で磨かれる。実戦が一番のレッスンだ。
相手のレベルもそう。相手が弱ければ、簡単に決まってしまう。
レベルが高くなればなるほど、自分の技術が通用しなくなる。
簡単に決まっていたショットも打ち返されてしまう。」

「その意味で、より競争の高いレベルの大会に出て経験を積まない限り、テニスは上達しない。
テニスでは海外での武者修行が必要になる。
同じ場所で同じ相手とやっていても、技術は上がらないから。」

「フューチャー、チャレンジャー、ATPツアー、グランドスラム大会
段々とレベルをあげ挑戦し続けているユーイチ、これからも貪欲なチャレンジを!!」

ボブは松岡修造が一番尊敬しているコーチ。
錦織圭も子供時代に修造キャンプで指導を受けていた。
そんな世界的に認められているコーチから杉田へのエール。
この言葉が力になればと祈っている。

(記事kyoko photo佐藤ひろし 杉田祐一)

錦織圭、松岡修造も祝福。杉田祐一ツアー優勝の快挙【アンタルヤ・オープン】

大会データー

大会名:Gerry Weber Open
賞金総額:€1,966,095(2.5億円) Gerry Weber Open
優勝賞金:€395,690(5千万円)
準優勝:€193,985(2.5千万円)
4強:€97,610(1.3千万円)
8強:€49,640(620万円)
2回戦:€25,780(330万円)
1回戦:€13,595(170万円)
会場:ゲリー・ウェバー・スタジアム
ドイツ時間(時差-7時間)

<<2回戦>>
3]錦織圭 vs K.Khachanov(RUS)

<<1回戦>>
〇3]錦織圭 vs ●ベルダスコ(スペイン、32位)
〇1]R.Federer(SUI) 63 61 ●L]杉田祐一
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シングルス予選ドロー

錦織、7月3日からウィンブルドン

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