少し立ち止まって考えればすぐに問題解決をできるものを、先入観にとらわれて違う方向に思い込んでしまう時がある。
まずはパタヤで。Pattaya Openの時に泊まったDusit Thanee ホテルでは良くカードキーがバグるという昔のイメージが抜けなく、案の定、またカードキーが使えなくなった。
「今回もまた鍵のエラーかよー、このバカカードキー」などと罵りながらフロントに向かう。廊下も長いのでよりイライラが増す。
レセプションで冷静を装いながら「この鍵使えないないんだけど」と伝えカードキーを交換して貰おうとすると「へっ」と不思議そうな顔をされる。
それはそう、その鍵はホテルの鍵ではなくシンガポールオフィスのカードキー。どうやっても開くはずがない。開いて貰っては困る。
「ってか、開くわけないっすよねぇ」みたいな雰囲気をこれまた装いながらその場を立ち去る。
そして今日はオンラインバンキングにログインした時に、いつもは携帯のメッセージでのワンタイムパスワード(OTP)を利用していのだけど、振込作業の時はカード型トークンでしなければならない。最後の手続きでトークンから提示される番号がはじかれてしまう。
何度か間違えてセキュリティーロックがかかってしまい、ウェブにもアクセスできない状態に。「だからややこしいからやなんだよ」とセキュリティ無視して勝手なことを言ってしまう。
カスタマーセンターに電話をしてまずはセキュリティーロックを解除して貰い、また同じ事になったらイヤなのでオペレーターに確認しながら一緒に作業をしてもらう。
ウェブに手順として提示されている長押しボタンが緑で僕のは赤く「ボタンの色が違うけど、新しいトーケンに変わったの?」と質問すると、その時点で、「あれ違う銀行のトーケンを使ってる!?」とうすうす気づき始める。
違う銀行のトーケンを使っている事を伝え、恥ずかしい思いしながらも一応作業を完了するまでオペレーターにつきあって貰い無事に振込作業が完了したのでした。
様々なクレームを対処する人の気持ちを察します。 まずは「ヒト、モノの気持ちになって考える」初歩編を改めて学びました。