ワールドグループⅡ残留！

FED CUP ワールドグループⅡプレーオフ  日本はブルガリアと対戦。初日の昨日は各国 No.1 が勝利し、１－１のイーブン。今日行われたシングルス２試合、ダブルスで連勝し、対戦成績 ４－１ のスコアで来季 ワールドグループⅡ 残留を決めた。

シングルス第１試合は、森上亜希子 対 Magdalena Maleeva の No.1 同士の対戦は、７－６，６－４ で 森上 が接戦を制した。ファーストセットではお互いにキープし ２－３。森上 のサービスゲームでプレッシャーをかけた Maleeva がブレイクし ４－２ とするが、すぐにブレイクバックし流れを戻した。森上 は何度もブレイクポイントを逃れ、我慢強いプレーが続く。５－５ で 森上 がブレイクし、サービングフォーザセット。が、Maleeva もしぶとい、セットポイントでも積極的なプレーでブレイクバックし、タイブレークへ。タイブレークでは 森上 が攻め続け ７－３ で先取する。セカンドセット 最初の Maleeva のサーブをブレイクし ３－０。その後はキープが続き ５－３ で 森上 のサービングフォーザマッチ。プレッシャーのかかるこのゲームでもしっかりキープしゲームセット！ Maleeva はいつもより仕掛けるタイミングが遅かったが、森上 は最後まで自分のペースを守り、粘り強いプレーをした。

第２試合では、昨日 Maleeva に逆転負けを屈した 中村藍子 が登場。１５歳でフレンチオープンベスト８の Secil Karatantcheva と対戦。６－４，７－６ で 中村 が勝利し残留を決めた。ファーストセット ハイペースで相手のフォアハンドを攻めた 中村 がいきなり ５－１ とリード。Karatantcheva も徐々にスピードに慣れてきて、長いラリーが増える。ブレイクバックし ５－４ まで挽回する。プレッシャーのかかる 中村 のサービスゲーム。何とか ４０－３０ とする。セットポイントで何と 中村 は意表をつき、サーブアンドボレー！リターンがサイドアウトし、６－４ で 中村 が取る。セカンドセット Karatantcheva のファースト後半からの勢に押され、２－５ とされる。そこから相手の何気ないプレーでブレイクバックすると ５－５、６－６ となる。タイブレークでは、今までの 中村 とは「別人」のような、リラックスした力みのないプレーで相手を揺さぶり、ポイントを重ねていく。この緊迫した場面で、落ち着いて素晴らしいプレーをした 中村 の成長を見た。７－２ のスコアで押さえて日本チームの勝利を決めた！

その後行われたダブルスでも、藤原里華、森上亜希子ペアが危なげない試合で勝利。最終スコア ４－１ で終了。

杉山愛、浅越しのぶ 両エース不在のチームで勝ったことは、現在のチームに大きな自信となったことだろう。しかし、ワールドグループⅠで戦うためには、今後のツアーでの活躍が必至である。選手層が厚くなった今、皆が切磋琢磨しお互いのレベルを上げ、是非とも ワールドグループⅠで戦って欲しい。できればその時点でのベストメンバーで！

最後に、選手の皆様、植田実監督、駒田政史コーチを始めスタッフの方々、今日は素晴らしい試合で感動しました。おめでとうございます！＆お疲れ様でした！

日本チームの残留を中村が決めた／フェドカップ最終日 – livedoor スポーツ