全日本選手権最終日

今日は久しぶりのオフ。
全日本選手権へ行ってきた。

男子シングルス決勝は去年初優勝した岩渕聡
初の決勝進出の松井俊英の対戦。
結果は6-1,4-6,7-5岩渕の2連覇。

ファーストセットは岩渕の一方的な展開だったが、
セカンドセットで岩渕がブレイクチャンスを逃すと
流れが変わってくる。
ファイナルセットは岩渕が先にブレイクアップするが
すぐに追いつかれる。
3-4 40-0からブレイクされる。
3-5松井のサービングフォーザマッチ。
ビッグサーブで30-0。「もう終わった」と岩渕
思ったらしい。
しかし勝利の女神は松井には微笑まなかった。
そこからフォアハンドミス、ダブルフォルト、ボレーミスで
ブレイクされる。
気落ちした松井5-5のサービスゲームも40-0から
ブレイクされ万事休す。

スコアを見れば決勝に相応しい大接戦である。
しかし、内容的には正直2人の「良いテニス」ではなかった。
ファイナルセットだけをみれば、岩渕から3ダウン、4ブレイク。
しかも終盤のブレイクは2人とも40-0からである。
男子の試合では2ダウンした時点でかなりの高い確率で
セットを落とすだろう。

観戦していてテニスの内容よりも「メンタル勝負」のような
ものを感じた。
これが全日本独特のプレッシャーなんだろう。
毎年思うが本当に独特の雰囲気がある。

女子シングルスでは中村が敗退したが、
彼女もその「壁」を超えることができなかった。
ま、彼女は近いうちに必ず優勝するだろう。

しかし松井はかなり強くなってきた。
私の現役時代はまだ荒削りで安定した強さはなかったが、
2年連続でベスト4、今年は優勝に手が届くとこまで
成長してきた。
ベテラン健在、寺地の復活、若手の成長と
今後の日本男子がまた面白くなってきた。

それともう一つ嬉しいニュース
石井・近藤
ペアが全日本初優勝した。
弥起は2度目の優勝
弥起、大生ともに怪我から復帰してきた2人だ。
2人とも日本を背負っていかなくてはいけない存在だが、
長年怪我に苦しんでいる。
ちなみに2人ともダブルスを組んだことがあるが、
さすがに大生とは年齢のギャップを感じたのを
思い出す。(彼はまだ高校生だったかな)
この優勝を機にシングルスでも更なる活躍を
期待したい。




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