土居美咲は積極的なプレーを見せるもクコバに敗退【全豪オープン】

「2022 全豪オープン」 の大会２日目、土居美咲（ミキハウス）の１回戦が行われた。

対戦相手であるスロバキアのK・クコバ（100位）は、両サイド両手打ちのパワーストローカー。序盤から力強いリターンで土居のサービスゲームを２ブレークしてプレッシャーをかけた。土居は、第８ゲームでブレークバックを果たすが、続く第９ゲームで再度ブレークを許し、このセットを3-6で落とす。

第２セットはお互い１ブレークずつの２−２となったところから、キープ合戦となる。土居はフォアハンドの逆クロスで相手を押し込み前に出ていくなど、積極的なプレーを見せ、クコバも最後まで打つコースを隠す、両手打ち特有の持ち味を見せる。

5-6となった土居のサービスゲームで、バックハンドのエラーが２本続き、気持ちで優位に立ったクコバが、5-7でもぎ取りゲームセットとなった。

土居は前哨戦のアデレード国際にて、WTA500グレードの大会で初めてベスト４に進出しており、１回戦突破が期待されたが叶わなかった。しかし、随所に見せたコートの内側に入る攻撃的なプレーは、好調ぶりをうかがわせる。心身共に噛み合った時間が増えていけば、さらなる活躍が期待できるだろう。

土居美咲● 3-6 5-7 K・クコバ

果敢に攻める土居美咲

記事：保坂明美 写真： H.Sato