大坂なおみ65分で２回戦突破。スローボールに苦戦を見せるも集中を回復！

「2022 全豪オープン」 の大会3日目が１月19日（水）に行われ、第13シードの大坂なおみ（フリー）が２回戦、アメリカのM・ブレングル（54位）と対戦した。

大坂はフォアの逆クロスで第２ゲームをブレークして先行すると、そのまま勢いに乗る。ブレングルの遅いストロークにもしっかり足を動かし、無理のないスピードでオープンコートを突く。相手にわずか９ポイントしか与えず、20分、６−０で第１セットを奪取した。

第２セットは、ブレングルが、強みである、長いラリーを続け、カウンターや、相手のミスを誘う展開に持ち込む。この試合、初めてのサービスキープを果たすとガッツポーズし、観客から万雷の拍手を受けた。

大坂はこのセット、サービスゲームでポイントを先行され、第２、第４、第６ゲームでブレークポイントを握られる嫌な展開に。悲鳴をあげたり、考え込むようなジェスチャーをするなど、自分と戦っていたものの、第６ゲーム、ダブルフォールトと、痛恨のスマッシュアウトでブレングルにブレークを許す。

しかし、そこから大坂は集中力を回復した。厚い当たりのリターンで主導権を握ると、早々にブレークバックし、4-4の第９ゲームはラブゲームでキープした。

ミスを減らし、ネットへ果敢に詰めていくディフェンディングチャンピオンに、もうスキはなかった。続くリターンゲームもブレークし、怒涛の９ポイント連取で試合を決めた。

３回戦はA・アニシモワ（アメリカ60位）と対戦する。

大坂なおみ◯ 6-0 6-4 ●M・ブレングル

大坂なおみ2回戦ハイライト動画

大坂なおみ1回戦ハイライト動画

３回戦に進出した大坂なおみ　写真／H.Sato

記事：保坂明美 写真： H.Sato