柴原瑛菜ダブルス決勝進出青山修子/柴原瑛菜組崩壊!?【インディアンウエールズ】

グランドスラム大会に次ぐ格のビッグ大会「BNP パリバ・オープン」（ATP1000、WTA1000男女共催大会）。
女子ダブルスで柴原瑛菜（橋本総業）が決勝に進出した。

柴原は青山修子（近藤乳業）と組み、昨年のウィンブルドン、WTAファイナル、今年の全豪オープンとビッグ大会で4強、ツアーでも通算8勝を挙げているが、二人は今年の全豪オープンを一区切りに組んでいない。
気になる二人だが、崩壊でも喧嘩別れでもなく、
「シングルスでもランキングを上げ、また同じツアーでダブルスを組もう！
頑張って!」とシングルスもチャレンジしたいと言う柴原の意志を青山が尊重したからだ。

今の柴原瑛菜のランキングはダブルス5位だが、シングルスは531位。（2022/3/07付）
ダブルスではグランドスラム大会でもWTA1000でも堂々とシードされ出場できるが、シングルスでは予選に回らなくていけない。シングルス531位だとエントリーしても余程欠場者が続出しない限り予選さえも出られないのが厳しいツアーの現実だ。

WTAツアーのシングルス本戦入りは50位以内。予選でも150位内。グランドスラム大会なら本戦100位内。予選200位内ぐらいがめどだろう。
シングルス531位の柴原がランキングを上げるにはツアー下部大会、すなわちITFの大会を回り成績を上げなくていけない。
ヨーロッパでのクレーコートシーズンがこれから始まるが、青山はヨーロッパでのツアーのダブルスに出場し、柴原はシングルスランキングを上げるためにアメリカやヨーロッパでのITF大会や予選に出られるならツアーに挑戦するだろう。そんな訳で二人は別行動しなくてはいけないのだ。（柴原、グランドスラム大会はパートナー未定だがダブルス出場予定）
そんな青山修子/柴原瑛菜組だが、 4月12日からの国別対抗戦「BJKカップ」（旧フェド杯）では日本代表でプレー予定だ。

柴原瑛菜3試合連続スーパータイブレ
新パートナーで決勝進出!

昨年のこの大会、青山修子/柴原瑛菜組は4強。優勝した謝淑薇/メルテンス組に敗れている。
ここまで約2時間のところで育った柴原にとってはここはホーム。
今大会のパートナーはアジア・ムハンマド。6歳年上、ラスベガス育ち。

「何度も対戦してきた友達、
ダブルスはパートナーが居たので無理だと思っていたけれど、声をかけられ」実現したペア。
1回戦でシニアコバ（チェコ）/タウソン（デンマーク）を6-3 7-6(4)で、2回戦でケニン/リスク（アメリカ）を1-6 6-4 [10-1]で破ると、
準々決勝ではアメリカ期待の第3シードのガウフ/マクナリー（アメリカ）を6-2 1-6 [10-7]で破って4強入り。
「（ガウフとマクナリー）はアメリカのテニスの未来。
対戦するのはとてもエキサイティングなこと、楽しい！」と見事に勝利。

Securing their spot in the semifinals 🤜🤛

🇺🇸 @asiamuhammad & 🇯🇵 @EnaShibs take out the No.3 seeds Gauff/McNally, 6-2, 1-6, [10-7]!#IndianWells pic.twitter.com/iNYsXSTPZ3

— wta (@WTA) March 16, 2022

準決勝では第5シードのオルモス（メキシコ）/ダブロウスキ（カナダ）を7-6 (6), 3-6, [10-5] と3試合連続でファイナルセットのスーパータイブレークを制し決勝に進出。（決勝進出を決めた動画）
決勝では中国のY.Xu/Z.Yangと19日11時からセンターコートで対戦する。（日本時間20日早朝3時）