柴原瑛菜(橋本総業)/青山修子(近藤乳業)組が、中国で行われたWTAツアー、天津オープン(中国)ダブルスで優勝した。二人で組んだWTAツアーでのダブルス優勝は初めてのこと、青山にとっては通算10度目の優勝。
決勝は日本人ペア同士の戦いとなり、日比野菜緒(ブラス)/加藤未唯(ザイマックス)組を6-3、7-5で破り優勝した。
シングルスでは、奈良くるみ(安藤証券)、日比野、加治遥(島津製作所)、清水綾乃(Club MASA)が予選から挑戦、奈良が本戦入りをはたし2回戦まで進出した。
青山修子と組みWTAツアー初優勝
柴原瑛菜とは?
今週はクレムリンカップ、その後は全日本
最終日は雨天により、単複ともに室内コートで行われた。
柴原と青山のコンビは、今大会が5度目のダブルス出場。
初めてペアを組んだ8月のサンノゼ(WTAプレミア)で準優勝。
前週の北京(WTAプレミア・マンダトリー)では4強入りを果たしている。
「今回はとても大変な大会でした。
なぜなら初戦から準決勝まで全て中国人の選手で、Away感満載だった事と、全てが3セットで勝利と言う過酷な戦いでした。」
1回戦は [10-7]、準々決勝は [14-12]、準決勝は [10-5]と中国人ペアと全てファイナル・セットのスーパータイブレークに縺れながらも勝利、決勝に進出。
決勝で加藤/日比野組と対戦した。
東レPPOで、青山/柴原組は準々決勝で日比野/土居組に負けていた。その前週の広島では柴原は青山と組んでなかったが、加藤組に負けている。
「決勝は日本人対決となり、相手の2人に最近負けていたので、精神的に不利な気持ちでしたが、声を掛け合い、1つ1つのポイントに集中した結果が、優勝に結びつきました。
青山さんとのコンビネーションは気持ち良く、とても楽しかったです。
負けてたポイントでも直ぐに気持ちを切り替えて次のポイントに集中出来ました。
大会通して毎日が勉強の連続で、日々上達して行けたと思います。
これからも、この気持ちを忘れずもっと大きな舞台でこの感覚を味わいたいと思っています。
ありがとうございました。」と柴原。嬉しいWTAツアー初優勝だ。
柴原瑛菜(橋本総業)
1998年2月12日生まれ21歳
両親は日本人。南カリフォルニア育ち。
18歳以下全米ジュニアランキング、ダブルス1位
2016年USオープン・ジュニア・ダブルス優勝。
UCLAにテニススカラシップで入学
2018年夏UCLA休学 プロ転向
2019年6月、国籍をアメリカから日本に。
柴原瑛菜 WTAデーター
柴原瑛菜ITFデーター
柴原瑛菜ジュニア成績
青山修子 WTAデーター
◆日本人女子WTAダブルス・ランキング
30位 青山修子(近藤乳業)
37位 柴原瑛菜(橋本総業)
57位 日比野菜緒(ブラス)
64位 二宮真琴(橋本総業)
79位 穂積絵莉(日本住宅ローン)
82位 加藤未唯(ザイマックス)
10/14付け ダブルスランキング
二人は今週、ロシア、モスクワで行われているクレムリンカップに出場、1回戦、準々決勝に勝ち4強になっている。クレムリンカップ・ダブルスドロー。
その後、柴原は26日からの全日本選手権シングルスに出場予定だ。全日本女子単出場予定選手
10/7-10/13, 2019
<<シングルス決勝>>
◎Peterson(SWE) 64 64 ●Watson(GBR)
シングルスドロー
シングルス予選ドロー
<<ダブルス決勝>>
◎青山修子/柴原瑛菜 63 75 ●日比野菜緒/加藤未唯
ダブルス・ドロー
記事塚越亘/塚越景子 photo:天津オープン