2026年4月10日(金)、11日(土)にイタリア・ヴェッレトリの「ASD Colle degli Dei」で開催される女子テニス国別対抗戦「2026 ビリー・ジーン・キング・カップ by Gainbridge ファイナル予選 日本対イタリア」。3月12日、杉山愛監督が本大会に臨む日本代表選手5名を発表した。

今大会は、アウトドアのクレーコートで行われる。勝利した国は、2026年9月に中国・深センで開催されるファイナルへの出場権を手にし、敗退した場合は11月のプレーオフに回る。また、今年からデビスカップと同様に、2日目の試合順が「ダブルス1試合、シングルス2試合」に変更されており、先に3勝した国が勝利を手にする。

「チャレンジャーとして、思い切り自分たちの力を出すことにフォーカスする」と語る杉山監督が選出した代表メンバーは以下のとおり。

【日本代表選手】 ランキングは3月2日付

  • 内島 萌夏(安藤証券 / シングルスランキング77位)
  • 坂詰 姫野(橋本総業ホールディングス / シングルスランキング136位)
  • 日比野 菜緒(ブラス / シングルスランキング175位)
  • 穂積 絵莉(日本住宅ローン / シングルスランキング35位)
  • 青山 修子(近藤乳業 / シングルスランキング50位)

杉山監督は選考基準について、「シングルスは52週間を通してのランキング上位順に交渉し、快諾してくれた選手たち」であると説明。ダブルスについては、主軸となる選手とコミュニケーションを重ね、ペアリングを話し合いながら選考したことを明かした。

注目された大坂なおみの不在については、シーズン開始前から対話を重ね「最後の最後まで可能性を探ってくれた」としつつも、4月のスケジュール調整が合わなかったことが理由であると述べた。

一方で、代表入りした選手への期待は高い。エースの内島については「特にクレーコートが好きで、アンタルヤでの活躍も含め良い準備ができている」と評価。また、坂詰についても「心身ともに充実しており、インディアンウェルズでサバレンカと対戦するなど手応えを感じているはず。代表戦でどう戦ってくれるか楽しみ」と期待を寄せた。

対戦相手のイタリアは、世界ランキング7位のジャスミン・パオリーニを筆頭に経験豊富な選手を揃える昨年の優勝国であり、今年も最有力候補である。厳しいアウェー戦が予想されるが、杉山監督は「一昨年のマラガでもシングルスで1勝1敗と競り合えた。アウェーでもチーム一丸となり、応援をエネルギーに変えれば勝機は巡ってくる」と力強く語った。

新フォーマットにおいて「シングルスを1対1で繋ぎ、3試合目のダブルスで勝負できる展開に持ち込みたい」という戦略を掲げる日本チーム。強敵イタリアを相手に、選手たちはベストパフォーマンスを追求する戦いとなるだろう。

取材・文/保坂明美、写真/伊藤功已