31日、女子テニスツアーのモンテレイ・オープンはシングルス1回戦が行われ、クルム伊達公子(43歳)は第1シードのフラビア・ペンネッタ(32歳、イタリア)に7-5、6-2もストレートで勝利、2回戦に進出した。

世界ランク98位のクルム伊達は、この日の試合を前に自身のブログで「隙が見つからない」と対戦相手である同12位のペンネッタを評価していたが、接戦となった第1セットを奪うと、第2セットでは一気に2度のブレークでペンネッタを突き放し、最後はバックハンドのウィナーでゲームセット。1時間10分で2回戦に駒を進めた。

インディアンウェルズでタイトルを獲得するなど、ここのところ好調だったペンネッタだったが、この日はファーストサーブが半分も決まらない苦しい展開となり、クルム伊達に試合を通して5度ものブレークを許していた。

今大会のシングルスには森田あゆみ(24歳、日本)も出場している。今シーズンは全豪オープン2回戦で敗れた後、手首と腰の怪我のためにツアーから遠ざかっていた森田にとって、この試合はおよそ2か月ぶりの復帰戦となった。世界ランク69位のモニカ・ニクルスク(26歳、ルーマニア)と対戦した森田は、6-4、3-6、7-6(1)と怪我明けにも関わらず2時間29分を戦い抜き、復帰戦を勝利で飾った。