第90回記念大会橋本総業全日本テニス選手権は、東京・有明テニスの森で開催。29日、女子シングルス予選1回戦が行われ、2012年大会女子シングルス準優勝の山外涼月(24歳、橋本総業)は松本千広(亜細亜大学)と対戦し6-2、6-4のストレートで勝利した。
山外涼月はジュニア世界ランク最高11位。日本代表として活躍している奈良くるみ(23歳、安藤証券)やルクセンブルク・オープンでWTAツアー初優勝を果たした土居美咲(24歳、ミキハウス)とともにジュニア時代はライバルとして全国大会で優勝するなど活躍している。
グランドスラムのジュニアの部では全豪オープンとウインブルドンで2回戦進出を果たしたが、プロ転向後は世界ランクは最高ランク325位と度重なる怪我に苦しんでいる。
山外涼月の全日本テニス選手権最高成績は2012年の準優勝。腹筋の故障でサービスが打てずにフルセットの末に惜敗した。今季はJPTA能登国際女子オープンテニスで第1シードのチャン・スジョン(韓国)と対戦し6-2、6-4で勝利しベスト8進出の活躍を果たすなど調子を上げて今大会に挑んでいる。
予選決勝の相手は、今年の全国選抜高校にて優勝する活躍を見せた清水映里(グリーンテニスプラザ)と対戦する。
また予選第1シードの中野佑美(島精機製作所)は山口芽生(Fテニス)と対戦し0-6、1-6で敗退したが、第2シードの西郷幸奈(総武グリーンテニスクラブ)は森本凪咲(PLUS LIST)と対戦し6-2、6-0のストレートで勝利し予選決勝へ進出を果たしている。
記事:長嶋秀和