★ATP男子テニスツアー(ATP500)
■SWISS INDOORS BASEL, Basel, Switzerland (Hard/Indoors)
1日、スイスのバーセルで開催されている男子世界ツアーATP500大会、スイス・インドア(室内ハード)のシングルス1回戦で、ワイルドカード(主催者推薦)で出場、世界ランク32位の錦織圭(21歳)が、第4シードで同7位のトマーシュ・ベルディハ(26歳、チェコ)を、3-6 6-3 6-2の逆転で下し2回戦に進出した。


10月のチャイナ・オープンで優勝している好調ベルディハとの対戦。ベルディハは身長195cmの長身、強力なサービスに加え、ストローク力もあるオールラウンダー。2010年には全仏でベスト4、ウィンブルドンでは準優勝に輝いている。
第1セット、錦織は第1ゲームのベルディハのサービスゲームで2度のブレークチャンスを掴むも活かすことができずキープをされると、続く第2ゲームでは、逆にベルディハにブレークを許してしまう立ち上がりとなった。結局その後は両者サービスキープを続け、6-3でベルディハが先制した。錦織は、ブレークを許した第2ゲームでは、1本しかファーストサービスを成功させることが出来なかった。
第2セット、両者サービスキープを続け、錦織4-3で迎えた第8ゲーム。錦織がベルディハのサービスをブレークに成功、5-3と、この試合初めてリードを奪うと、そのまま6-3でセットを奪い返した。
第3セット、流れを掴んだ錦織が試合を支配。第2ゲームから2つのブレークを含む5ゲームを連取、ベルディハに逆転の隙を見せることなく6-2で試合を決めた。
結局、錦織がベルディハに許したブレークチャンスは、第1セット第2ゲームの1度のみ、それ以降は、錦織が試合を支配した。
ウィナー(エース)の数は、錦織22に対しベルディハが30で上回ったが、アンフォーストエラー(凡ミス)は、錦織12、ベルディハ33と数字が示すように、錦織が終始ミスの少ない安定したテニスを展開した。
錦織が、世界のトップ10選手を下したのは、4強入りした上海マスターズ(中国/上海、ハード)で8位のジョーウィルフリード・ツォンガ(26歳、フランス)を下したのに続いてのものとなった。
心配された右足首の故障は、試合を見る限り心配なさそうだった。
勝った錦織は、2回戦では、世界ランク50位のアンドレアス・セッピ(27歳、イタリア)と対戦する。セッピは、1回戦で同51位のジレ・ミュラー(28歳、ルクセンブルク)をフルセットで下しての勝ち上がり。
両者は初対戦。セッピは2008年にランキングを27位まで上げている身長190cmの選手。
今大会の第1シード、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(24歳、セルビア)はこの日、約1ヶ月半ぶりとなった試合で、同47位のグザビエ・マリス(31歳、ベルギー)を、6-2 4-6 7-5と苦しみながらも下し2回戦に進出した。

試合経過
第1セット 10 11 12 TB  
錦織                    
ベルディハ              
第2セット 10 11 12 TB  
錦織              
ベルディハ                    
第3セット 10 11 12 TB  
錦織              
ベルディハ                      

試合時間:2時間3分
※表の見方
 ○:サービスキープ
 ◎:サービスブレーク
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シングルスドロー
試合予定
ライブスコア

ATP500:SWISS INDOORS BASEL ※日本選手のみを抜粋

シングルス
2回戦

錦織圭(W) vs アンドレアス・セッピ(イタリア)

1回戦

錦織圭(W) 3-6 6-3 6-2 ●トマーシュ・ベルディハ(チェコ)[4]
※カッコ[ ]内数字はシード順位、W:主催者推薦出場