itosugitad_20120211.jpgテニスの国別対抗戦デ杯ワールドグループの1回戦、日本対クロアチアの2日目のダブルスが11日に兵庫県のブルボン・ビーンズドームで開催され、日本の杉田祐一伊藤竜馬のペアは、クロアチアのカルロビッチ・ドディッグのペアに4-6、4-6、6-3、3-6で敗れた。日本はこれで1勝2敗となった。


日本は前日の時点で竹内映二監督が「予定通り行く」と語っていた通り、メンバー変更はなかったが、クロアチアは試合直前に予定されていたゾブコをカルロビッチに変更。必勝体制を敷いて来た。
しかし、日本ペアは最初の2セットは失ったものの、クロアチアに対して接戦を強い、相手の強力なサービスに対しても徐々に対応。第3セット第8ゲームでドディッグのサービスに襲いかかってブレークに成功し、そのまま6-3で取り返した。
だが、第4セットはクロアチアがボールへの反応を高めてきており、日本ペアが攻撃しても1発ではポイントを許さないプレーをしてきていた。第2ゲームの伊藤のサービスを逆転で落とした日本ペアは、その後はクロアチアのサービスを敗れず万事休す。あとひと押しができなかった。
明日の最終日は、錦織圭が第1試合に登場し添田豪とフルセットを戦ったドディッグと対戦、そして第2試合は添田がカルロビッチと対戦する予定。
キーとなる第2試合に向けて明るい材料もある。添田を除く3人の選手が最終試合に予定されているカルロビッチのサービスを体験したことだ。特に杉田はカルロビッチのサービスにリターンを合わせられるところを見せている。チーム内で情報を共有すれば、好調のカルロビッチを攻略することは、今の添田なら十分に可能だ。3日間かけてチーム全員で、相手のエース格一人を攻略するというのもデ杯の戦い方のひとつ。最終日が楽しみになってきた。
写真:テニスジャパン