ロンドンのローハンプトンで開催中のウィンブルドン予選は、19日に男子2回戦と女子1回戦が行われ、日本勢は杉田祐一が快勝で3回戦へ進出。女子は土居美咲や、瀬間友里加・詠里花の姉妹が揃って初戦を突破し、2回戦へとコマを進めた。


※写真は予選2回戦へ進出した土居美咲
先週のバーミンガム大会でベスト8に進出した土居は、厳しいスケジュールをものともせず、初戦を、6-3、7-5のストレート勝利で飾った。第2セットでは相手に先にブレークを許すものの、そこから直ぐに逆襲し勝負どころでポイントを奪うところが、バーミンガムで得た自信と勢いだろう。明日は、シングルス2回戦とダブルス予選にも出場するだけに、体力を温存できたのは大きい。
予選第22シードの奈良くるみは、第1セットを失い第2セットも先にブレークされたが、逆転で第2セットを奪取。勢いに乗るかと思われたが、最終セットで競り負けた。波形純理は、クルム伊達のダブルスパートナーとして活躍した張帥に、7-5、2-6、4-6で逆転負けを喫している。
第16シードの瀬間詠里花も、第1セットを奪われ第2セットも競った苦しい展開になるが、ここをタイブレークで凌ぐと、第3セットは取りきり4-6、7-6、6-4で逆転勝利。姉の瀬間友里加は、6-0、6-3で危なげなく快勝した。
今年の全仏に続き、ウィンブルドンでも予選で初戦を突破した守屋宏紀は、初の予選3回戦進出をかけて104位のジェシー・レーバインと対戦。第2セットをタイブレークの末に奪う健闘を見せるが、最後は力尽き5-7、7-6、0-6で敗れた。
昨日の1回戦ではフルセットの熱戦を制した杉田は、今日は一転して6-2、6-1で快勝。明日は初の本戦出場をかけ、アメリカのベテラン、マイケル・ラッセルと対戦する。