子どもたちに問いかけていますか?

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7月のITFジュニアタイランドで一緒に戦った村松勇紀選手・田沼諒太選手は、今日行われた全日本ジュニアの本戦2Rも勝利し、3回戦に駒を進めたようです。(トーナメントドローはこちらから)両選手、明日も精一杯頑張って下さい。遠征は終了しましたが、彼らの様子は常に気になります。自分の所に所属している選手、卒業生はもちろんのこと、チームで一緒に戦った選手も私にとっては1人の生徒。
彼らの成長が本当に楽しみです。

今年に入って 池上正著の「サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法」という本を読みました。
この本の中には、子どもを育てる指導者や親にとって必要なことが沢山書いてあります。
その中でも印象に残ったのが、指導者や親は「いつも子どもたちに問いかけましょう」という内容です。
私達大人は子どもに考えさせる時間をじっくりと取ってあげないで、先に答えを伝えてしまうということがあります。そんな経験はありませんか。
正直私は多々あります。。
【大人が気付いたり考えていることを、子どもたちが先に気付いたり考えられることはあまりない。だからこそ大人は待ってあげて、子ども達に見つけさせてあげる。子どもたちがいつでも「自分で見つけよう」「自分で考えよう」と思うように育てるだけで、間違いなく上手くなります。(池上正)】
なるほどなあと思いました。
自分に置き換えて考えると、指示や命令が多くなって、子どもたちと対話をする、子どもたちに問いかけて答えを引き出すということが十分ではなかったかなと思います。
「テニスコートではいつでも1人。自分で考えてプレー出来る選手になりなさい」とは言っていたものの、実は肝心の子ども達の考えを十分に引き出すということには至っていなかったという矛盾。
子ども達を育てるはずが、逆に子どもたちをつぶしてしまう可能性もあったなと、本を読みながら反省してしまいました。

コーチも子どもたちと一緒に日々成長し、変化していかなければいけません。
良い事は認め、足りなかったと思うことは柔軟に取り入れていかなければ、子どもたちの成長にコーチが置いていかれてしまいます。

私がタイで出会ったとても尊敬する方に頂いたメッセージ
「本を読むことを怠らないように、自分の中味から出て来る味は読書です。」

私という味を深めていくために、今後も読書を続けていきます。


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