US OPEN2011優勝者から学ぶ3つの戦術


US OPEN優勝者のSamantha Stosur選手(オーストラリア)。コートの約4分の3をフォアハンドで打つテニスは男子テニスとほぼ変わらないプレー、そして戦術にも非常に長けていて私が大好きな選手の1人です。力が非常にある選手なのにグランドスラムで優勝できないのは精神的な部分なのかな、と思っていましたが今回の試合は圧巻でした。私が女子の選手を指導するならこのような戦術を使う選手に育つよう指導していきたいですね。

今回取り上げるのはUS OPEN2011の4ラウンド目のMaria Kirilenkoの試合。
1つ目はストーサ選手がアドサイドでのワイドスピンサーブで相手をコート外に追い出してからのラットショットの戦術。この攻撃があるからこそ、ワイドサーブ後、オープンコートへのフォアハンドが更に相手を迷わせます。(0分0秒のポイント)
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2つ目は、ストーサ選手のフォアハンドクロスコートを、キリレンコ選手が相手のバックハンドの高い所にディフェンスをしたポイントの戦術と言いたかったのですが、キリレンコ選手のスライスを回り込んで相手のバックの短い所にフォアハンドを落とした後の、回り込みフォアハンドダウンザラインという戦術。(2分21秒のポイント)
回り込みフォアハンドで相手のバックの短い所に打って、相手を外に追い出すことの出来る女子の選手は何名いるでしょうか。男子テニスではトップ選手はよく使っていますが、これをストーサ選手が使うとは驚きました。

3つ目はストーサ選手のアドサイドからのセンターサーブをフォアハンドダウンザラインでエースをとったキリレンコ選手のリターンでの戦術。(3分27秒のポイント)ストーサ選手がサーブ後に回り込んでフォアハンドで打とうと重心が左側にのった逆をついています。
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他も色々な戦術が試合の中で使われていて、非常に面白い試合です。
下記のUS OPEN2011の3ラウンド目、Petrova選手との試合もとても面白いですので、興味のある方はご覧下さい。



コメント

  1. しょうた さん : 2011.09.20

    非常にわかりやすいです。

    戦術のパターンが動画でみれるのはとてもわかりやすいですね。

    うちのチームでも紹介していただいたパターンについては動画をみてパターンの説明をしてから練習をしています。

    これからもよろしくお願いします。

    返信

  2. 酒井亮太 さん : 2011.09.21

    しょうた様
    有り難うございます。
    トップ選手のプレーがどこでも見ることが出来るので本当に便利な時代になりました。練習の成果などありましたら、また教えて下さい。

    返信

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