ジョコビッチ、精神力の強さとは

全豪オープン4回戦。ジョコビッチ対ワウリンカの壮絶な試合をみて、興奮冷めやらない状態です。
それにしても、今回もジョコビッチの精神力の強さには脱帽です。
ファイナルセット4-4のサービスゲームで、4度のブレークポイントを跳ね返しキープ。
このゲームはファイナルセットの中で、お互いに一番緊張した場面だったのでしょう、2人とも明らかに固くなっていたように見えました。
トッププレーヤーでさえも緊張するわけですから、舞台が違うとはいえ、私達は尚更でしょう。
ですから、そのような精神状態になることをきちんと知っておくこと、その状態を認めた上で最善のプレーが出来る事というのは、とても大切になると思います。

最後は3度目のマッチポイントで、ジョコビッチの素晴らしいパッシングショットに力尽きたワウリンカでしたが、今日のプレー、勝利への執念は素晴らしかった。
人生をかけた1本1本のショットに、とても感動しました。
見ている方も手に汗握る試合でしたから、ファミリーボックスで見ていた関係者は、胃が痛くなる程の試合だったことは間違いないでしょう。

試合後の会見で、ジョコビッチは「過去の経験が自分を信じる力をくれる。終盤でも体力の心配はしていなかった」と答えたそうです。
ジョコビッチの精神力の強さとは、つまり自分を信じる力なのでしょう。
自分を信じる為に、妥協の無い経験(普段の練習や試合、トレーニング、食生活等全てでしょう。)を積み重ねていくことが、精神力の強さにつながっていくのでしょう。