春なのに・・・

テニスを愛する皆さんこんにちは

季節は春から夏に向かう頃なのに、ハンブルグは肌寒い日が
続いています。今週はテレビでマドリッドのWTAを見ています。

男女共催なので、先週のローマWTAに比べると観客の数は
随分多いようですが、こんな試合でお客さんは本当に満足して
いるのだろうか?と思う試合ばかりです。
(私が見た試合が偶然噛み合わせが悪かったのかな?)

ここ最近の(特にキムやジャスティンが引退して以降の)、
女子ツアーのレベルダウンは、テニスに関わって生活して
いる者としては、危惧を抱かずにはいられません。

レベルダウンと言うより、レベルが停滞していると言った方が、
良いですね。しかも、賞金は高い=チケットも高い・・・となれば、
観に行く観客も少なくなる一方です。ソニーエリクソンが撤退
した場合に現在のツアーの規模を維持するのは厳しいのでは
無いかと思います。

じゃあ、男子は大丈夫か?と言えばそうでもないと思います。

Top4以外の選手、特に20番から下の選手は年間を通じて
考えるとかなりレベルの低い試合をしていると思います。
(無気力な試合も多いと思います)

グランドスラムは、これからも規模を維持・拡大して行くと思い
ますが、通常のツアーの運営はひょっとすると冬の時代を案外
早く迎えるかもしれないですね。

まあ、自分の見方が間違っていれば良いなと思いますが・・・。

コメント

  1. Zero Cool さん : 2009.05.14

    このご意見、私は随分前に「WTAがつまんない」といった投稿記事を公開したことがありますので、私も濱浦コーチに1票を投じます。ただ、誰も真剣に「どうやって改善しようか」って考えていないような気がしますが・・・

    返信

  2. 濱浦 さん : 2009.05.16

    Zerocool様
    いつもコメントありがとうございます。
    ハードとソフトのバランスが取れていないのが
    問題だと感じています。

    グランドスラムの男女の賞金が同じ事からわかる
    ように、女子テニスは女子スポーツとしては最大・
    最高レベルの種目である事は疑う余地はありません。

    そういう意味ではWTAというのは、歴史的にも尊敬に
    値する成功を収めてきた団体だと言えると思います。

    ただ、現在はその規模に見合ったレベルのプレーを
    することの出来る選手の数が少ないと思います。

    私は「どうやって改善しようか・・・」が前に行き
    過ぎて、実際のオンコートがその成長(のスピード)
    について来ていない気がします。

    それが、若くして多くの選手が怪我等の理由で、
    引退している事に繋がっているのではないでしょうか?

    精神的にも身体的にも、技術的にもまだ準備が出来て
    いない状態で、多くの試合に出場する選手が多いのは
    問題だと思います。

    返信

  3. Zero Cool さん : 2009.05.16

    テニス選手の低年齢化も関係しているのでしょうか?ナブラチロワは25歳でWTAデビューだったと記憶していますが、今はジュニアの大会を飛び越えて、10代半ばでWTAのポイント獲得に執着するのも原因なのかもしれませんね・・・

    返信

  4. 濱浦 さん : 2009.05.17

    Zeroさん
    選手という生き物が、ジュニアで勝てるようになって上の大会(WTA)を目指す事は自然な事だと思います。

    男子も同じようにジュニアからATPへと大会のレベルを上げていくのですが、最初は中々勝てないので試合数自体は少なく、練習する時間も十分に取れると思います。

    女子の場合は、勝ててしまうので試合数がジュニアとWTAを合わせていきなり激増してしまうという事が、
    考えられると思います。

    勝てているという事は、中々テニスを変えていく事も
    難しいのではないかと思います。

    あくまで私の推論ですが・・・・。

    返信

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