フューチャーズ・・・

テニスを愛する皆さんお久しぶりです。

先週は守屋選手とイタリア遠征でした。ローマの空港に到着後、
ビテルボ(Viterbo)という町まで電車で約2時間の旅でした。

途中、生まれたばかりのヒナ鳥のように、キョロキョロしながら
「濱浦さん・・・行先は大丈夫ですか…?」と窓の外に広がる
野原を見渡しながら確認を求めるヒロキ少年・・・失礼、守屋選手
に対して「行き先は村だよ村・・・期待するな…」と切り返します。
(実際我々は、到着後インターネットに1週間も接続できず…
 現地からブログを更新できなかった理由です)

約1週間、行動を共にした守屋君は見た目以上にマイペースで、
一緒に行動するには手間のかからない選手と感じました。

無論、私が手取り足とりテニスを指導する筈は無く(笑)、専ら二人の
話題は、人生について、日本の歴史や文化、社会環境やプロ選手と
スポンサーの関係・・もちろん”恋愛”についても深く語り明かしました。

そんな中で、もうすぐ20歳を迎える青年の悩みや疑問を一緒に
考えるのは、私にとっても有意義な時間でした。

試合に関して…?う~~ん、1stサーブの確率が20%前後では
内容を語る以前の問題でしょう。それでも初戦を勝ち、2Rも3rd
セットに行けるほど、大会全体のレベルが低いという事です。
(選手の意識も低い)

欧州のクレー・・・?既に「欧州に武者修行」という時代は終わっている
と思います。ジュニアを卒業した1年目や2年目にどんどんチャレンジ
する・・・そしてガンガン勝つ・・・勝って、さっさと上のクラスに上がる。

ん~~3年やっても勝てない人は、日本の大会に出れば良いでしょう。

以前から思っているのですが、フューチャーズって言うからには
年齢制限を25歳くらいまでに絞った方が良いのではないかと
真剣に思います。 (これ言うと怒られそうだな~~)

絶対に毎試合が、もっと必死に戦う試合になるでしょう。

守屋君に限らず、簡単に「次に繋がる・・・」なんて思わない方が良いと
思います。今、このレベルで勝てなければ一生勝てません。

週末はマドリッドに飛んでマスターズ1000視察、会場の規模・協会の
姿勢・関連施設の充実ぶり・・・久しぶりに”度肝”抜かれました。

・・・サフィナが痩せ過ぎて、ちょっと心配です・・・。

ではまた・・・


コメント

  1. sabe さん : 2010.05.12

    本当の村だったみたいね。今時1週間もインターネットが繋がらない場所は希少価値高い!私はインターネット繋がらないと結構ストレス溜まるよ。4日が限度だね。
    浜ちゃんはBIGだからそれもenjoyしてるのかな~?
    フューチャーズ年齢制限大賛成!故障から復帰の2大会のみOKなど有りにしてよね。
    開催していて実にそう感じるわ!
    サフィーナーってすごい汗っかきだから水太り?痩せてパワーショット保てるのかな?
    週末に小島弘之コーチのセミナー開催で、福岡から松島コーチ登場し、夕食しながら大盛り上がり、もちろん会話には浜ちゃん登場! 

    返信

  2. 桜田後輩 さん : 2010.05.12

    相変わらず素晴らしい内容です!自分としても毎回日本でのプロというもの厳しさが足りない、プロ反対というのはないのですが、日本でちょっと勝ったらすぐプロというのがどうかなと。。。アメリカで自分の友人がイバニセビッチに勝って110位になったのにスポンサーがつかず2年ですぐ止めたのを現実にして私は口が裂けてもプロになる、プロです!とは言えませんでした。。。世界は厳しいです。賞金だけが生活費と考えるとコンビニのバイト以上の年収を稼いでいるプロは何人いるでしょうか?このような話ができる濱浦さんを先輩に持って幸せです。守屋君をしっかり厳しく指導願います。頑張ってください!

    返信

  3. 暁 さん : 2010.05.12

     ひな鳥って….
     クッククク….おもしろい…..(失笑)(^O^)
     思わずコメント書いちゃいました。
     
     でも 厳しい!!!。それも愛のムチだと思ってます。
     これからも、ご指導、ご鞭撻のほど宜しくお願いします。
      

    返信

  4. 濱浦 さん : 2010.05.13

    さっちゃん

    いや、サフィナはちょっと病的な感じが
    しました。色も白くて体も筋張っていて。

    良い子だから応援しているのですが・・。

    返信

  5. 濱浦 さん : 2010.05.13

    桜田の後輩様

    コメントありがとうございます。

    貴方の現在置かれている環境は世界で最も
    厳しい環境でしょう(笑)絶対に油断せずに
    頑張って欲しいと思っています。

    ヒロキがハンブルグにいる間に、貴方の大学の
    後輩と練習をさせてもらいました。卒業後に
    プロになって、現在は180番くらいです。

    爽やかな感じで、ネットにも良く出る
    西海岸の香りのするナイスガイでした。

    ではまた、全仏で会いましょう。

    返信

  6. 濱浦 さん : 2010.05.13

    暁さん

    20歳前後というのは、色々な意味で一番
    難しい時期かもしれません。

    視野を広げる意味でも色々なチャレンジを
    して欲しいと思います。

    返信

  7. さすけ さん : 2010.05.18

    守屋選手とは、札幌中島のクレーコートで、サーブを受けさせて頂きました。目がキラキラと輝いていて、とても好青年だったのを覚えています。守屋選手には、これから!!
    頑張って欲しいです。

    テニス選手には、各々のプレースタイルがあり、彼はストローカーだと思います。私が受けた1stサーブは180km以上超えていましたが、ストロークで勝負するならば、1st、2ndサーブ共に、相手のリターンで攻撃されない程度(イーブン)、またはサービスゲームで自分が有利になる位のサーブで、構わないと思います。1stの確率20%は、工夫をしなければ、まずいです。
    どフラットの確率が悪ければ、縦回転なり、横回転なりを多少かけて、コース重視で、スピードを若干落としても1stの確率を上げる。良いコースに入れば、相手のまぐれリターンは
    そう何本も続けて入りません。
    リターン側に良いリターンをさせない、フラット、スピン、スライス、色々変えて、サーブのコースを読ませない。

    後はストローク戦勝負で、クロス&クロス、ストレート&ストレート、回り込んで逆クロス&クロスorストレートなどなど、
    ストロークで相手を追い込んで、最後はネットで決める、
    などなど、自分のテニスの組み立てを考えてプレーする事も
    必要になると思います。

    マイケル・チャンや、アンドレ・アガシ、レンドルなど、
    ストローカーのポイントの取り方があると思います。

    あとは、物事に対して、多少鈍感な位で良くて、様々な人生経験を積めば、自分に対するさらなる自信が付いて来て、それが勝利へとつながります。

    フューチャーのみならず、チャレンジャー以上で、格上の選手に挑戦を挑み続ける、これだって楽しい事ですし、
    「試合のプレッシャーを楽しんで」欲しいです。
    実際に、私だって、雲の上の存在(日本ランクトップ10以内)である守屋選手と、コート上で一時でもプレー出来て、メチャクチャ楽しかったし、良い経験になりました。

    長文駄文になり失礼しましたが、
    守屋選手の今後のご活躍、期待しております。

    選手には、「未来」があります。
    コーチなどの周りにいる方々が、選手を叱咤激励して、
    守屋選手に、結果を出させて、自分に自信を付けさせる。
    それも、コーチの、指導者としての仕事だと思います。

    返信

  8. 濱浦 さん : 2010.05.25

    さすけさん

    貴重なコメントありがとうございます。
    (返信が遅くなり申し訳ありません)

    宏紀は明日、イタリアの遠征から帰ってきます。
    さすけさんのコメントもきっと読んでいると
    思います。

    これから伸びて行く選手ですので、応援宜しく
    お願いします。

    返信

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