好球必打、、、

テニスを愛する皆さんこんにちは

オレンジボウル等の男子14歳以下辺りを続けて
スカウトしていると、近年の一つの傾向としてこの
年代で既にビッグサーブ&ガンガン打ちまくるスト
ロークの持ち主が、そのままシニアでも強くなる
ケースは殆ど無い事に気がついてきます。

ジョコ、マーレー、デルポ、、、殆どの選手が、この
年代では華奢でどちらかというと守備的なテニス*
リターンゲーム主体のジュニアのテニス?を、しながら
後年の体力の向上と共に徐々に攻撃力を身につけて行く
というケースが多く感じられます。(守備的と言っても
山なりのボールを打ってる訳ではありませんよ)

前者と後者の差は、プロツアーに入ってからの初期の
段階での順応性に大きく現れます。自分よりもフィジ
カルで勝る相手と闘う際のプレーの幅が、ツアー入り
後の難しい時期をクリアーして行く上で重要になって
くると考えます。(ジュニア時代にパワーに頼る選手は
この期間に苦しみやすいです)

この後者のケースが、現在の世界の主流に近いと言って
良いと考えています。ただし、これは後年に身体が大きく
なるという事が前提条件となります。(サービスゲーム
でのシンプルポイントが増える事は重要です)

もう一つは、いかにカウンター主体のテニスであっても、
ここぞ!という場面では、迷わず攻める勇気とチャンスを
見逃さないセンスを持っている事も将来強くなる選手の
絶対条件です。(14歳位でプレーに現れる。それより
低年齢の場合は、ただの怖いもの知らずの場合有り) 

日本人選手の場合は、今の所、、、後天的に身体が大きく
なりそうな選手が少ないですから、違ったアプローチが必要
でしょう。 猿真似厳禁、、、。

絶対的にミスが少ない事、相手にミスをさせるべくプレー
に変化を付ける事(ミスを待つでは無い)、前述の通り
攻める勇気とチャンスを見逃さない事は絶対必要です。

あらゆるレベル、プロアマを問わず「好球必打」という
意識を持つ事が最も大切でしょう。苦しいショットを切り
返した後の、ほんの少しのチャンスを見逃さない事。

お手本は、錦織圭、、、です。

追伸 私の言う世界の主流は、あくまで私が感じた近年の
   傾向です。フェデラー辺りは全く別次元でしょう。

ではまた、、、


コメント

  1. riki さん : 2011.01.04

    明けましておめでとうございます。

    本年も貴ブログの更新を楽しみにしています。

    お互い、健康に留意して1年頑張りましょう。

    返信

  2. 双子パパ さん : 2011.01.04

    濱浦さん
    あらためまして、あけましておめでとうございます。
    これは最近の傾向というより20年ぐらい前からの傾向ですかね(近代ラケットになってサーブが200キロ越えになってきたあたり)?サンプラスも小さいころは非力でその間に技術・コース配分をおぼえたとか、、もっとも私も中学入学するときはクラスで中間くらいの背(150センチ弱)で高校に入るときは180センチ近かったですが、弱いことはぜんぜん変わりませんでしたが、、おそらく背が高くなったときにそのままサービス力が上がらなかったことが原因ですね、、、涙、涙、

    返信

  3. 濱浦 さん : 2011.01.05

    rikiさん

    明けましておめでとうございます。

    今年もrikiさんのコメントを楽しみに
    ブログの更新を続けます。

    今年も宜しくお願いします。

    返信

  4. 濱浦 さん : 2011.01.05

    双子のパパさん

    明けましておめでとうございます。

    ジュニアの時に見た、当時17歳くらいの
    サンプラスをかなり異質に感じた事を鮮明に
    覚えています。(どちらかというとアガシとか
    の方がインパクトがあった時代の様に記憶して
    います。)ドネーのグラファイト使ってましたよ。

    でも強くなるんだろうな〜〜と思っていたら、
    2年後に全米に優勝していました。

    今年は超近代ラケットの恩恵で、サーブ力の
    アップがなされている事を期待しています。

    今年も宜しくお願い致します。

    返信

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