本戦出場、、、を願う

テニスを愛する皆さんこんにちは

毎年この時期に、大学テニス部の仲間だった
稲田君(稲田先生?)が、社交ダンスの勉強の
為にイギリスやドイツに来ています。今は
ロンドン郊外ウィンブルドンの近くに滞在
しています。

現在は都内のダンススクールで社交ダンスを
教えているそうですが、相変わらずの朴訥と
した口調で自分の努力や苦労は多くを語らず
「昨日、ウィンブルドン博物館に行って来た」
「センターコートの芝も感動した」という
感じで彼の話を聞いていました。

考えてみると、自費で渡航して現地の高名な
(多分)先生のレッスンを受け、吸収して
帰国後に自分の生徒達にそれを伝えていく、、、
当たり前の事のようですが、約一ヶ月の収入も
減る事を考えると毎年続ける事は、中々出来ない
事だと思います。(私の知る限り、英語が得意
という話も聞いていない)

奥様(も先生)と話す機会もあり、「稲田先生も
私も、ダンスを始めたのが遅かったので、指導を
している立場ですが、勉強も続けていかなくては
いけないのです、、、」(考え方も素晴らしいが
奥様に「先生」と呼ばれる稲田君が羨ましい笑)

ダンスの世界選手権にも参加しているとの話も
聞き、「予選で落ちる度に、濱浦さんの(俺?)
GSの予選で負ける選手は観光に来てるのと一緒
(俺〜?!)というブログでの言葉が脳裏に浮か
んで来て落ち込みます」、、、絶句、、、。

私も人情の機微がわからぬ男でもありません。
GSの予選に参加するそれぞれの選手が、必死で
頑張っている事も良く分かります。

私はGS大会に関しては、選手やコーチとは違った
目線で大会を追いかけています。「気に入らねえ」
って言う人もいるでしょうが、私が客観的に見る
限りは、GS大会において本戦出場選手と予選敗退
選手の間には、残酷な程の評価の開きがあります。
(ウィンブルドンは会場さえも違う)

テニスは現役生活の短いスポーツであり、必要
経費も自分で賄わなくてはならず、名前を聞いた
事のある選手でも、引退時には財産と呼べる物が
多くは残っていない、セカンドキャリアの選択肢も
決して多くは無い。

しかし、日本においては、GSの本戦出場という
のは一つの財産として(自負を持てる)価値の
ある物になるという気がします。現実的に箔が
付くという事もあるでしょう。しかも、オリン
ピックよりは沢山チャンスがある。

だからこそ、予選の通過のチャンスがある時は、
絶対に掴んで欲しい、「ここで勝ち切れよ!」と
心から思っています。(そこがスタートやで、、)

その部分に関しては、選手に嫌われても言い続けて
行こうと思っています。

稲田君も、チャレンジを続けていつか世界選手権の
本戦の舞台で踊る日が来る事を祈っています。
(稲! 頑張れよ! まだ1本目だぞ)

その時に、「ポ〜〜ン」と仕事を休んで、応援に
行ける自分に成れるように私も頑張ります。

ではまた


コメント

  1. riki さん : 2011.02.01

    畑違い(土俵の違う)仲間の大舞台を見に行く機会
    ができたら良いですね。

    高校時代、友人のバンド初舞台(ライブ)に呼ばれましたが
    前夜に夜遊び(今では死語?のディスコでナンパ。その日は
    成功。)に講じ、当日ライブハウスで居眠り。友人に皮肉を
    言われたことをなぜか思い出しました。

    成功したバンドではなかったし、最初で最後の晴れ舞台
    だったからちゃんと見ておけばよかったなと大人になった
    今感じます。

    「ボ~~ンと仕事を休んで」応援できるよう頑張りましょう。

    返信

  2. 濱浦貴光 さん : 2011.02.05

    rikiさん

    いつもコメントありがとうございます。

    大人になったから、感じる事って
    ありますよね。

    是非、大舞台を見に行きたいと
    思っています。

    返信

  3. Y.I さん : 2011.02.09

    稲田・妻です。今日東京に戻りました。
    私達は今年も予選落ちでしたが、昨日、稲田の16歳の従姉妹がスイスのローザンヌで行われたジュニアの最高峰バレエコンクールで入賞し、スカラシップを獲得、ヨーロッパ留学が決まりました。
    再び、自分も負けてはいられないと思いました…辛口の批評はお世辞よりも選手を育ててくれると思っています。是非そのまま、辛口コメントよろしく。

    返信

  4. 濱浦貴光 さん : 2011.02.23

    YI様

    コメントへの返信が遅くなって申し訳ありません。

    来年こそは本戦入りを期待しています。稲田君の従姉妹
    の成績はニュースでもみました。困った時は、ドイツから助けに行くので宜しく!

    お互い頑張りましょう。

    返信

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