テニスを愛する皆さんこんにちは
先週の金曜と土曜日はドイツ中部の街、ケルンに
選手の視察に行っていました。ヨネックスドイツの
担当者の方から「見て欲しい双子の選手がいる」と
いう連絡がありました。バルト3国、ラトビア出身
の双子の選手(今年17歳)で、現在は家族4人で
ドイツに移住してテニスの練習に励んでいるという
事でした。
「まあ、見ちゃる」と会場に現れた濱太郎、最初に
弟と握手した時に「あれっ?」と違和感がありまし
た。個人的な事なので、細かくは書き記せませんが、
少しハンディがあるという事です。
左利きの弟は天真爛漫、右利きのお兄さんは誠実で
言葉の不自由な両親を支え、担当者に聞くと「弟の
面倒見も凄く良いんだよ」との事、、、行く前は、
「弟の成績が落ちるのであれば早くラトビアに帰した
方が良い」とアドバイスしてやろうと思っていた
濱太郎は自らを恥じ、一生懸命プレーしている二人
を見ながら、不覚にも眼を潤ませてしまいました。
(家族が皆一緒だから頑張れる事もあるだろう)
また、悪徳マネージメントに騙され、ラトビア協会
からの援助もいつまで続くか分からないという厳しい
環境下です。(今は我慢の時でもある)
私達は仕事として選手をサポートしているので、決して
ボランティアではありません。しかし、テニスを愛する
人間として、テニスに支えられている人間として一生懸命
努力する選手達を出来る限り支えてあげたいという気持ち
も持っています。
彼らがプロのテニス選手として将来活躍出来る保証は
全くありません。しかし、能力の限界まで出し切って
チャレンジを続けて欲しいと思います。
ではまた
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コメント
また、何とも言えないお話ですね。
このご家族にとっていい出会いがあることを
願っています。
rikiさん
彼らに比べると遥かに洗練された指導を受けている
選手が世の中には沢山います。必要最小限であっても
彼らに優れた指導を受ける経験を与えて上げたいと
考えています。
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