2日、中国の北京で開催されている、チャイナ・オープンの女子シングルス2回戦で、世界ランク79位の森田あゆみ(22歳)は、同10位で第9シードのマリオン・バルトリ(28歳、フランス)と対戦し、4-6、3-6のスコアで敗退し、3回戦進出はならなかった。

森田とバルトリは過去に7回対戦し、すべてバルトリに軍配が上がっている。森田は、過去の敗戦から、対バルトリの策は練っているはずだった。

第1セット、バルトリのファーストサーブが安定しないところをリターンで攻める森田だったが、バルトリはその攻めを切り替えし、逆に攻撃に転じてポイントを重ねていく。また、森田のセカンド―サーブを叩き、ラリーの主導権を握って第1セットをバルトリが奪う。

第2セットに入ってもバルトリのテンポの良いショットが、森田のコートを襲い、終始バルトリが試合をコントロールし、森田に付け入る隙を与えずこのセットも奪い、バルトリがストレートで森田を下した。

なお、同大会女子ダブルスにアリーゼ・コルネ(22歳、フランス)と組んで出場したクルム伊達公子(42歳)は、1回戦で敗退した。

チャイナ・オープン

女子シングルス
2回戦
マリオン・バルトリ(フランス)[9] 6-4 6-3 ●森田あゆみ

1回戦
森田あゆみ 6-3 6-0 ●Maria-Teresa Torro-Flor(スペイン)
ローラ・ロブソン(英国) 6-4 6-4 ●クルム伊達公子

女子ダブルス
1回戦
○Peschke/Groenefeld[7] 6-3 6-1 ●クルム伊達/コルネ

[ ]内の数字はシード順位