5月4日 トルコで行われている男子ATPツアー250「TEB BNPパリバ・イスタンブール・オープン」。

シングルス準々決勝が行われ、ダニエル太郎がR・デュトラ シルバ(ブラジル)を1-6, 6-1, 6-4の逆転で破り、ツアー初のベスト4進出を果たした。
準決勝では、フランスのJ・シャルディ(現87位、最高ランキング24位)と対戦する。
ダブルスでは第1シードのマクラクラン勉/N・モンロー(アメリカ)組がベスト4進出を決めた。

ダニエル太郎、ファイナル・セットは第2、第4ゲームのサーブを落とし、なんと0-4!
「(ファイナル・セット0-4になっても)最後の最後まで戦おうと思っていた。
そこから2ゲーム取れた時は、もしかしたら・・・・・チャンスが・・・・」と思えたとダニエル太郎、大ピンチからの大逆転勝利だった。

実はダニエル太郎、この大会ではなく、昨年8強と活躍したATPエストリル大会の予選をプレーするつもりでポルトガルにいたのだが、
「ポルトガルのエストリルまで来て予選の準備をしていたのですが、
そしたらイスタンブルの本戦に入ったのでいきなり今からイスタンブルに向かう事になりました。
飛行機あっちこっちきついですが本戦なのは嬉しいです!頑張ります!!」ダニエル太郎Twitterより

ダニエル太郎大逆転勝利 詳細

第1セット、
デュトラ シルバのサービスから試合は始り、第1ゲーム、シルバのミスによって30-40とブレーク・チャンスがあったが、
ブレークできず、逆に第2ゲームでブレークされてしまう。
0-3、第6ゲームでもブレークされ、第1セットを1-6。

第2セット
ダニエルが第2ゲームでブレークに成功し、3ゲームを連取すると、第4ゲームでもブレーク4-0。
第5ゲームでブレーク・バックされたものの、第6ゲームで再びブレークして5-1リード。
第7ゲームはラブゲームでキープし、6-1で取り返した。

ファイナル・セット

第1ゲーム、シルバにラブゲームでキープされたダニエルは、第2ゲームをラブゲームでブレークされ0-2。
第3ゲームで15-40と、ブレーク・バックのチャンスがあったが、そこから連続でポイントを奪われる。
タオルを何度もコートに叩きつけるダニエル太郎。
第4ゲームもブレークされ0-4!と大ピンチ!

第5ゲームでブレーク・バックに成功し、ゲームカウント1-4とした。
第7ゲームでシルバのミスに乗じて3-4とブレーク・バック。
第8ゲームをキープ、4-4。

第9ゲーム、デュースの末にブレーク、5-4とリード。

5-4、ダニエル太郎のサービング・フォー・ザ・マッチは40-0とマッチポイント、
1ポイントを返されたが最後はシルバのショットがアウト!

ATPツアー初のベスト4入りだ!

ダニエル太郎準々決勝ハイライト YouTube
ダニエル太郎準々決勝インタビュー You Tube

ダニエル太郎

父はアメリカ人のポール・ダニエルさん。母は日本人の泰江(やすえ)さん。 父が入っていた武蔵野村ローンテニスクラブ(埼玉県加須市)でテニスを始める。 小6、12歳まで…

▪️ダニエル太郎4強

https://tennis.jp/tournament/teb-bnpパリバ・イスタンブール・オープン

記事:塚越亘/Kyoko Oga/塚越景子 写真:ⒸTEB BNP Paribasイスタンブール・オープン