ayumi_morita_20110926.jpg★女子テニス・WTA Premier 5大会
■$2,050,000 TORAY PAN PACIFIC OPEN, TOKYO, JAPAN(Hard)
26日、東京都江東区有明テニスの森で開催されているWTAプレミア5大会、東レ・パン・パシフィック・オープン・テニス(ハードコート)は大会2日目を迎え、会場は午後から雨模様となり、肌寒い一日となったが、日本勢にとっても辛い日となった。


初戦を突破して2回戦に挑んだ森田あゆみ(21歳)の相手は、フランスの勝負師マリオン・バルトリ(26歳、フランス)。バルトリは近年スピードとパワーを急速に上げており、それが元々持っていた展開力と組み合わさったことで、真の意味での強豪に成長しつつある。
だが、森田もスピード勝負ならバルトリには負けていない。試合は序盤から激しい打ち合いの様相となり、お互いに主導権を奪い合う緊張感の高いラリーが展開された。「彼女とは今までも何回も試合をしているが、いつも竸った試合の中で、自分がディフェンスする形が多かったが、今日は自分から攻撃してポイントするテニスができていたと思う」と森田は言う。第1セットを3-6で失った森田だったが、第2セットは逆襲。要所をきっちりと締め続けて6-0で取り返して最終セットに持ち込んでみせた。
だが、「最終セットで先にブレークされてしまったことで、リターンゲームで少し積極性を失ってしまったことや、バルトリがより攻撃的になってきたこと、こちらを威圧するような雰囲気も感じた」と森田が言うように、さらにレベルを上げてきたバルトリが、試合の流れを最後まで森田に掌握させず、最後は逆転した。
だが、森田はくやしさを感じつつも、攻撃的なテニスを貫いて戦って、あと一歩までバルトリを追い込んだこの試合にはかなりの手応えを感じたようで、「トップ10相手に試合をする度に、自分のテニスが彼女たちのレベルに近付いていると感じるようになってきた」と話した。確実な成長の証と言っていいだろう。
krumm_date_20110926.jpg全米前に傷めた左手の影響で、試合以外でサービスとバックハンドの練習がほとんどできていなかったというクルム伊達公子(40歳)は、それでも試合を組み立てようと戦って、第1セットを取って先行したが、予選からの勝ち上がりで勢いに乗っていたマンディ・ミネラ(25歳、ルクセンブルク)は最後まで闘志を失わず、最後は試合をひっくり返した。
「1ヶ月以上サービスとバックハンドを練習していなかったので、感覚が失われていてまだ戻っていない。試合で戦うリズムもまだできておらず、そちらに神経が行き過ぎていて、試合の流れもリズムも失ってしまった」とクルム伊達。徐々に良くなってきているとはしつつ、「試合に出られないというほどではない状態。残りは大阪と北京の2つだし、オフシーズンも近い。ちょっとずつでも戻していければと思っている」と残りのシーズンに全力を尽くすと話している。
長い雨天中断の後で1番コートで行なわれた瀬間詠里花(22歳)とマリア・キリレンコ(24歳、ロシア)の1回戦は、6-1、6-0でキリレンコが完勝した。瀬間はWTAツアーのデビュー戦で強烈な洗礼を受けた形で、あらゆるショット、展開をキリレンコに支配され、完璧に封じ込められた。
この日はアナ・イバノビッチ(23歳、セルビア)やマリア・シャラポワ(24歳、ロシア)、エレナ・ヤンコビッチ(26歳、セルビア)などのシード勢は安泰で、次のラウンドに駒を進めた。
※写真は、上から森田あゆみ、クルム伊達公子、クリックで拡大
◆関連サイト
ライブスコア(大会公式サイト)
大会特集

WTA International:東レ・パン・パシフィック・オープン・テニス

シングルス
2回戦

エレナ・ヤンコビッチ(セルビア)[8] 6-4 6-2 ●バルボラ・ザーロバ・ストリツォバ(チェコ)
マリオン・バルトリ(フランス)[7] 6-3 0-6 6-3 ●森田あゆみ
マリア・シャラポワ(ロシア)[2] 6-2 7-5 ●タマリネ・タナスガーン(タイ)

1回戦

キャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)[1] BYE
○ジャーミラ・ガイドソバ(オーストラリア) 1-6 6-2 7-5 ●レベッカ・マリーノ(カナダ)
ココ・バンダウェイ(米国)(Q) vs 鄭潔(中国)
カイア・カネピ(エストニア) 3-6 6-4 6-4 ●フラビア・ペンネッタ(イタリア)[15]
アグニエシュカ・ラドワンスカ(ポーランド)[9] 6-1 6-1 ●土居美咲(W)
○アンジェリーク・クルベール(ドイツ)(Q) 6-1 6-0 ●ボヤナ・ヨバノフスキ(セルビア)
○バルボラ・ザーロバ・ストリツォバ(チェコ) 7-6(2) 4-1 Ret’d ●アナスタシア・セバストバ(ラトビア)
エレナ・ヤンコビッチ(セルビア)[8] BYE
ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)[3] BYE
○イリーナカメリア・ベグ(ルーマニア) 1-6 6-3 6-4 ●カロリナ・プリスコバ(チェコ)(Q)
○クララ・ザコパロバ(チェコ) 3-6 6-3 6-1 ●ウルシュラ・ラドワンスカ(ポーランド)(Q)
シャハー・ピアー(イスラエル)[16] 4-6 7-5 6-1 ●クリスティナ・プリスコバ(チェコ)(W)
彭帥(中国)[10] vs ジル・クレイバス(米国)(Q)
クリスティーナ・マクヘイル(米国) vs タミラ・パスゼック(オーストリア)
森田あゆみ 7-5 6-1 ●イリーナ・ファルコーニ(米国)
マリオン・バルトリ(フランス)[7] BYE
サマンサ・ストーサー(オーストラリア)[6] BYE
マリア・キリレンコ(ロシア) 6-1 6-0 ●瀬間詠里花(Q)
○ローラ・ロブソン(英国)(W) 6-2 6-2 ●アレクサンドラ・ドゥルゲル(ルーマニア)
アナ・イバノビッチ(セルビア)[12] 6-4 6-0 ●アナスタシア・ロディオノワ(オーストラリア)(Q)
ドミニカ・チブルコバ(スロバキア)[14] vs マグダレナ・リバリコワ(スロバキア)
イベタ・ベネソバ(チェコ) vs アナスタシア・ヤキモバ(ベラルーシ)
ヒセラ・ドゥルコ(アルゼンチン) vs ツベタナ・ピロンコバ(ブルガリア)
ベラ・ズボナレワ(ロシア)[4] BYE
ペトラ・クビトバ(チェコ)[5] BYE
○マンディ・ミネラ(ルクセンブルク)(Q) 1-6 6-3 6-3 ●クルム伊達公子
○バニア・キング(米国) 6-1 6-0 ●張帥(中国)
アナスタシア・パブリュチェンコワ(ロシア)[11] ●6-4 6-3 アランツァ・ルス(オランダ)
○ユリア・ゲルゲス(ドイツ)[13] 6-3 6-4 ●ポーリーン・パルマンティエ(フランス)
○グレタ・アーン(ハンガリー) 7-5 6-3 ●ソフィア・アルビドソン(スウェーデン)
タマリネ・タナスガーン(タイ) 6-4 6-4 ●ペトラ・チェトコフスカ(チェコ)
マリア・シャラポワ(ロシア)[2] BYE

ダブルス(日本選手のみ抜粋)
1回戦

リーゼル・フーバー(米国)/リサ・レイモンド(米国)[1] vs 藤原里華/森田あゆみ(W)
○ラケル・コップスジョーンズ(米国)/アビゲイル・スピアーズ(米国) 7-6(5) 6-4 ●クルム伊達公子/張帥(中国)

シングルス予選
予選最終ラウンド

○アンジェリーク・クルベール(ドイツ)[1] 6-1 7-5 ●カイチェン・チャン(台湾)[10]
○ココ・バンダウェイ(米国)[2] 4-6 6-4 6-3 ●SPEARS, Abigail(米国)
ウルシュラ・ラドワンスカ(ポーランド)[3] 4-6 6-2 6-1 ●藤原里華[16]
○MINELLA, Mandy(ルクセンブルク)[11] 5-7 7-5 6-3 ●アラバン・レゼー(フランス)[4]
○ジル・クレイバス(米国)[5] 6-1 7-5 ●不田涼子
○PLISKOVA, Karolina(チェコ)[14] 6-2 6-1 ●飯島久美子[18]
○アナスタシア・ロディオノワ(オーストラリア)[7] 6-1 6-0 ●DIYAS, Zarina(カザフスタン)[13]
瀬間詠里花[8] 1-6 6-1 6-4 ●ラケル・コップジョーンズ(米国)(W)

予選1回戦

○アンジェリーク・クルベール(ドイツ)[1] 6-2 6-3 ●高雄恵利加
○カイチェン・チャン(台湾)[10] 3-6 7-6(2) 6-1 ●手塚玲美(W)
○ココ・バンダウェイ(米国)[2] 6-3 6-2 ●中村藍子
○SPEARS, Abigail(米国) 7-5 0-6 6-2 ●GOJNEA, Madalina(ルーマニア)[12]
ウルシュラ・ラドワンスカ(ポーランド)[3] 6-4 6-4 ●沢柳璃子(W)
藤原里華[16] 6-2 6-2 ●浜村夏美(W)
アラバン・レゼー(フランス)[4] 6-1 2-6 6-4 ●加藤未唯(W)
○MINELLA, Mandy(ルクセンブルク)[11] 6-2 7-6(4) ●尾崎里紗(W)
○ジル・クレイバス(米国)[5] 7-5 6-0 ●石津幸恵
不田涼子 6-4 6-4 ●波形純理[15]
飯島久美子[18] 6-1 6-1 ●米村明子(W)
○PLISKOVA, Karolina(チェコ)[14] 6-2 6-2 ●青山修子(W)
○アナスタシア・ロディオノワ(オーストラリア)[7] 6-2 6-0 ●岡あゆみ(W)
○DIYAS, Zarina(カザフスタン)[13] 6-1 6-3 ●井上明里(W)
瀬間詠里花[8] 6-4 6-1 ●江口実沙
○ラケル・コップジョーンズ(米国)(W) 6-1 6-3 ●瀬間友里加[17]
※カッコ[ ]内数字はシード順位、W:主催者推薦出場、Q:予選通過者