★女子テニス・WTA Premier 5大会
■$2,050,000 TORAY PAN PACIFIC OPEN, TOKYO, JAPAN(Hard)
27日、東京都江東区有明テニスの森で開催されているWTAプレミア5大会、東レ・パン・パシフィック・オープン・テニス(ハードコート)は大会3日目を迎え、好カードが増えてきた。昨日の雨で消化できなかった試合も組まれ、選手によってはダブルヘッダーの厳しいスケジュールとなったが、晴天に恵まれた有明では熱戦が繰り返された。


petra_kvitova_20110927.jpg今年のウィンブルドンの覇者であるペトラ・クビトバ(21歳、チェコ)が1番コートに登場。相手は昨日クルム伊達公子(40歳)を下したマンディ・ミネラ(25歳、ルクセンブルク)。ウィンブルドンの後はなかなか思うような成績があげられていない彼女だが、この日も不安定なサービスに苦しみながらも要所を締め、粘り強いミネラを押し切った。「ウィンブルドンで優勝したからと言っても中身は同じ。前より少しばかり顔を知られたぐらいよ。内心のプレッシャーは確かにあるけれど、私にできるのは全力を尽くして戦うことだけ」と試合後のクビトバはコメント。センターコートでの試合でなかったことをかれても「屋根がついているから雨の時に便利という以外は、まったく気にならないわ」と涼しい顔。明日も1番コートでバニア・キング(22歳、米国)との対戦が決まっている。
maria_kirilenko_20110927.jpg全米覇者のサマンサ・ストーサー(27歳、オーストラリア)は、前週の中国広州の大会でベスト4と好調のマリア・キリレンコ(24歳、ロシア)と対戦した。両者は全米でも対戦したばかり。キリレンコは「自分が何をすればいいかはわかっていた」と試合後に話した。
キリレンコは序盤から深くて速いボールを打ち続けて飛ばし、どこか集中力を欠いてミスが多かったストーサーを攻め立てた。第1セットはキリレンコがペースを掌握。6-2であっという間にキリレンコが取って先行した。
第2セットに入っても、ストロークでミスを重ねるストーサーに対して、鋭い動きでボールに反応し続けたキリレンコが流れを渡さない。しかし、キリレンコから4-3として迎えた第8ゲームになって、ストーサーの集中力が突然回復して逆襲。第2セットをストーサーが6-4で取り返して試合は拮抗していく。
最終セットに入ってからは、ストーサーは強打をコートに収めること、一方のキリレンコは足でボールを拾い続け、ネットプレーを仕掛けて揺さぶること。お互いに持てる力を振り絞っての激戦となったが、最後まで集中力を保ち続けたキリレンコが6-4で逃げきって勝利した。
「言い訳にはならないが、全米の後も忙しく、しっかりとやってきたつもりでも、どこか気持ちが疎かになっていたのかもしれない。もっとしっかりとメンタルの準備をしてくるべきだった」とストーサーは悔やんだ。勝ったキリレンコは「第1セットから良く動けていたので、このままの調子をキープしていきたいと思った。全米で負けた時に、もっとアグレッシブに行くべきだったと思ったが、今日はそれを何とか実行できたと思う」と喜びを言葉にした。
他の上位勢は、ビクトリア・アザレンカ(22歳、ベラルーシ)はイリーナカメリア・ベグ(21歳、ルーマニア)をストレートで下し、アグニエシュカ・ラドワンスカ(22歳、ポーランド)は全米ベスト4のアンジェリーク・クルベール(23歳、ドイツ)にフルセットで逆転勝ち、ベラ・ズボナレワ(27歳、ロシア)はこの日2試合目のツベタナ・ピロンコバ(24歳、ブルガリア)を押し切って破り、キャロライン・ウォズニアッキ(21歳、デンマーク)は強打のジャーミラ・ガイドソバ(24歳、オーストラリア)に大苦戦の末フルセットで下し、それぞれ3回戦に進出した。
※写真:上から、クビトバ、キリレンコ、クリックで拡大
◆関連サイト
ライブスコア(大会公式サイト)
大会特集

WTA International:東レ・パン・パシフィック・オープン・テニス

シングルス
3回戦

キャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)[1] vs カイア・カネピ(エストニア)
アグニエシュカ・ラドワンスカ(ポーランド)[9] vs エレナ・ヤンコビッチ(セルビア)[8]
ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)[3] vs シャハー・ピアー(イスラエル)[16]
彭帥(中国)[10] vs マリオン・バルトリ(フランス)[7]
マリア・キリレンコ(ロシア) vs アナ・イバノビッチ(セルビア)[12]
イベタ・ベネソバ(チェコ) vs ベラ・ズボナレワ(ロシア)[4]
ペトラ・クビトバ(チェコ)[5] vs バニア・キング(米国)
ユリア・ゲルゲス(ドイツ)[13] vs マリア・シャラポワ(ロシア)[2]

2回戦

キャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)[1] 6-1 6-7(4) 6-3 ●ジャーミラ・ガイドソバ(オーストラリア)
カイア・カネピ(エストニア) 6-2 6-2 ●ココ・バンダウェイ(米国)(Q)
アグニエシュカ・ラドワンスカ(ポーランド)[9] 3-6 6-6 6-3 ●アンジェリーク・クルベール(ドイツ)(Q)
エレナ・ヤンコビッチ(セルビア)[8] 6-4 6-2 ●バルボラ・ザーロバ・ストリツォバ(チェコ)
ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)[3] 6-1 6-3 ●イリーナカメリア・ベグ(ルーマニア)
シャハー・ピアー(イスラエル)[16] 6-3 6-1 ●クララ・ザコパロバ(チェコ)
彭帥(中国)[10] 6-0 6-3 ●クリスティーナ・マクヘイル(米国)
マリオン・バルトリ(フランス)[7] 6-3 0-6 6-3 ●森田あゆみ
マリア・キリレンコ(ロシア) 6-2 4-6 6-4 ●サマンサ・ストーサー(オーストラリア)[6]
アナ・イバノビッチ(セルビア)[12] 7-5 6-4 ●ローラ・ロブソン(英国)(W)
イベタ・ベネソバ(チェコ) 6-4 6-2 ●ドミニカ・チブルコバ(スロバキア)[14]
ベラ・ズボナレワ(ロシア)[4] 7-5 6-0 ●ツベタナ・ピロンコバ(ブルガリア)
ペトラ・クビトバ(チェコ)[5] 6-2 6-3 ●マンディ・ミネラ(ルクセンブルク)(Q)
○バニア・キング(米国) 6-4 7-6(6) ●アナスタシア・パブリュチェンコワ(ロシア)[11]
○ユリア・ゲルゲス(ドイツ)[13] 6-2 6-1 ●グレタ・アーン(ハンガリー)
マリア・シャラポワ(ロシア)[2] 6-2 7-5 ●タマリネ・タナスガーン(タイ)

1回戦

キャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)[1] BYE
○ジャーミラ・ガイドソバ(オーストラリア) 1-6 6-2 7-5 ●レベッカ・マリーノ(カナダ)
○ココ・バンダウェイ(米国)(Q) 7-6(4) 4-6 6-2 ●鄭潔(中国)
カイア・カネピ(エストニア) 3-6 6-4 6-4 ●フラビア・ペンネッタ(イタリア)[15]
アグニエシュカ・ラドワンスカ(ポーランド)[9] 6-1 6-1 ●土居美咲(W)
○アンジェリーク・クルベール(ドイツ)(Q) 6-1 6-0 ●ボヤナ・ヨバノフスキ(セルビア)
○バルボラ・ザーロバ・ストリツォバ(チェコ) 7-6(2) 4-1 Ret’d ●アナスタシア・セバストバ(ラトビア)
エレナ・ヤンコビッチ(セルビア)[8] BYE
ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)[3] BYE
○イリーナカメリア・ベグ(ルーマニア) 1-6 6-3 6-4 ●カロリナ・プリスコバ(チェコ)(Q)
○クララ・ザコパロバ(チェコ) 3-6 6-3 6-1 ●ウルシュラ・ラドワンスカ(ポーランド)(Q)
シャハー・ピアー(イスラエル)[16] 4-6 7-5 6-1 ●クリスティナ・プリスコバ(チェコ)(W)
彭帥(中国)[10] 6-2 6-0 ●ジル・クレイバス(米国)(Q)
○クリスティーナ・マクヘイル(米国) 7-6(1) 6-3 ●タミラ・パスゼック(オーストリア)
森田あゆみ 7-5 6-1 ●イリーナ・ファルコーニ(米国)
マリオン・バルトリ(フランス)[7] BYE
サマンサ・ストーサー(オーストラリア)[6] BYE
マリア・キリレンコ(ロシア) 6-1 6-0 ●瀬間詠里花(Q)
○ローラ・ロブソン(英国)(W) 6-2 6-2 ●アレクサンドラ・ドゥルゲル(ルーマニア)
アナ・イバノビッチ(セルビア)[12] 6-4 6-0 ●アナスタシア・ロディオノワ(オーストラリア)(Q)
ドミニカ・チブルコバ(スロバキア)[14] 2-6 6-3 6-0 ●マグダレナ・リバリコワ(スロバキア)
イベタ・ベネソバ(チェコ) 6-2 6-4 ●アナスタシア・ヤキモバ(ベラルーシ)
○ツベタナ・ピロンコバ(ブルガリア) 7-6(2) 6-1 ●ヒセラ・ドゥルコ(アルゼンチン)
ベラ・ズボナレワ(ロシア)[4] BYE
ペトラ・クビトバ(チェコ)[5] BYE
○マンディ・ミネラ(ルクセンブルク)(Q) 1-6 6-3 6-3 ●クルム伊達公子
○バニア・キング(米国) 6-1 6-0 ●張帥(中国)
アナスタシア・パブリュチェンコワ(ロシア)[11] ●6-4 6-3 アランツァ・ルス(オランダ)
○ユリア・ゲルゲス(ドイツ)[13] 6-3 6-4 ●ポーリーン・パルマンティエ(フランス)
○グレタ・アーン(ハンガリー) 7-5 6-3 ●ソフィア・アルビドソン(スウェーデン)
タマリネ・タナスガーン(タイ) 6-4 6-4 ●ペトラ・チェトコフスカ(チェコ)
マリア・シャラポワ(ロシア)[2] BYE

ダブルス(日本選手のみ抜粋)
1回戦

○リーゼル・フーバー(米国)/リサ・レイモンド(米国)[1] 6-1 6-3 ●藤原里華/森田あゆみ(W)
○ラケル・コップスジョーンズ(米国)/アビゲイル・スピアーズ(米国) 7-6(5) 6-4 ●クルム伊達公子/張帥(中国)

シングルス予選
予選最終ラウンド

○アンジェリーク・クルベール(ドイツ)[1] 6-1 7-5 ●カイチェン・チャン(台湾)[10]
○ココ・バンダウェイ(米国)[2] 4-6 6-4 6-3 ●SPEARS, Abigail(米国)
ウルシュラ・ラドワンスカ(ポーランド)[3] 4-6 6-2 6-1 ●藤原里華[16]
○MINELLA, Mandy(ルクセンブルク)[11] 5-7 7-5 6-3 ●アラバン・レゼー(フランス)[4]
○ジル・クレイバス(米国)[5] 6-1 7-5 ●不田涼子
○PLISKOVA, Karolina(チェコ)[14] 6-2 6-1 ●飯島久美子[18]
○アナスタシア・ロディオノワ(オーストラリア)[7] 6-1 6-0 ●DIYAS, Zarina(カザフスタン)[13]
瀬間詠里花[8] 1-6 6-1 6-4 ●ラケル・コップジョーンズ(米国)(W)

予選1回戦

○アンジェリーク・クルベール(ドイツ)[1] 6-2 6-3 ●高雄恵利加
○カイチェン・チャン(台湾)[10] 3-6 7-6(2) 6-1 ●手塚玲美(W)
○ココ・バンダウェイ(米国)[2] 6-3 6-2 ●中村藍子
○SPEARS, Abigail(米国) 7-5 0-6 6-2 ●GOJNEA, Madalina(ルーマニア)[12]
ウルシュラ・ラドワンスカ(ポーランド)[3] 6-4 6-4 ●沢柳璃子(W)
藤原里華[16] 6-2 6-2 ●浜村夏美(W)
アラバン・レゼー(フランス)[4] 6-1 2-6 6-4 ●加藤未唯(W)
○MINELLA, Mandy(ルクセンブルク)[11] 6-2 7-6(4) ●尾崎里紗(W)
○ジル・クレイバス(米国)[5] 7-5 6-0 ●石津幸恵
不田涼子 6-4 6-4 ●波形純理[15]
飯島久美子[18] 6-1 6-1 ●米村明子(W)
○PLISKOVA, Karolina(チェコ)[14] 6-2 6-2 ●青山修子(W)
○アナスタシア・ロディオノワ(オーストラリア)[7] 6-2 6-0 ●岡あゆみ(W)
○DIYAS, Zarina(カザフスタン)[13] 6-1 6-3 ●井上明里(W)
瀬間詠里花[8] 6-4 6-1 ●江口実沙
○ラケル・コップジョーンズ(米国)(W) 6-1 6-3 ●瀬間友里加[17]
※カッコ[ ]内数字はシード順位、W:主催者推薦出場、Q:予選通過者