プロテニスプレーヤー西岡良仁が主催する若手育成支援プログラム『Yoshi's CUP 2025』は、12月12日(金)に有明テニスの森公園(インドアコート)にて開幕した。12(金)、13日(土)は各ブロック4名、2ブロックによる予選リーグが行われ、プロを目指す中高生(16歳以下)の有望なジュニアたちがハイレベルな熱戦を繰り広げた。

Aグループ1位で予選を通過した渡邉栞太(Tennis Club Tension)は、昨年はベスト4で敗退。今年の予選リーグでは第1シードとしてのプレッシャーを感じながらも、「最初から最後まで集中してプレーできた」と手応えを得た様子。また、2戦目でサービスの確率が落ちたことを反省し、配信されたYouTubeを見て修正点を確認、次の試合ですぐに改善できたことで、「サービスゲームを楽に取れた」と語った。

渡邉栞太 写真:Yoshi's CUP/長浜功明

決勝トーナメントでは「タフな相手との対戦となりますが、チャレンジャーだと思って自分のプレーを出して勝ちたい」と、岡部世南(ロランインドアテニスステージ)と戦う準決勝への抱負を述べた。

また、世界で戦う西岡良仁が主催していることもあり「気合が入っている」とし、「多くの大事な大会の中でもこの大会は特に重要」だと位置づけている。

Bグループで1位通過となった阿部素晴(Rafa Nadal Academy)は、予選リーグ最終戦でオトリエ龍馬(Team Rise)にタイブレークで敗退したことを振り返り、「1位通過が決まっていた中での緊張感の維持が難しかった」と述べた。それでも、「明日の試合につながるようにフォアハンドとサーブを意識してプレーした」と、最大限できることを考えたという。

阿部素晴 写真:Yoshi's CUP/長浜功明

「決勝は3セットマッチとなり違った強みが必要になる」と優勝を見据えつつも、準決勝の相手となる中本莉空(精華学園宮島)選手戦に向けて、「対策を立てて全力で挑むつもり、まずは準決勝に集中したい」と、一戦必勝の構えを見せた。

豪華な解説陣による生配信の様子 写真:Yoshi's CUP/長浜功明

決勝トーナメント・試合配信情報

決勝トーナメントは12月14日(日)10:00から行われ、準決勝・決勝、順位決定戦が予定されいる。決勝戦終了後には表彰式・閉会式が行われる。

  • 日時: 2025年12月14日(日) 10:00~20:00
  • 試合形式: 決勝戦のみ3セットマッチ(ファイナルセット10ポイントタイブレーク)、それ以外は1セットマッチ
  • 配信: 12月14日(日)は U-NEXT独占配信
    U-NEXT: https://t.unext.jp/r/yoshis_cup

決勝トーナメントも、世界で羽ばたくことを目指す若手選手たちの白熱した戦いに注目したい。

構成:Tennis.jp 写真:Yoshi's CUP/長浜功明