2月1日(日)、第48回全国選抜高校テニス大会の組み合わせ抽選会が行われ、男女団体の対戦ドローが決定した。


男女団体

全国各地区の予選を勝ち抜いた強豪校が集う。男子は四日市工、女子は野田学園が第1シードとなっている。

【男子団体】

  • 第1シード(No.1):四日市工業高等学校(三重県・東海地区)
  • 第2シード(No.48):関西高等学校(岡山県・中国地区)

    【女子団体】
  • 第1シード(No.1):野田学園高等学校(山口県・中国地区)
  • 第2シード(No.48):神戸野田高等学校(兵庫県・近畿地区)

選考委員会枠 選出校と選考理由

競技成績のみならず、取り組みの姿勢や教育的なバックグラウンドが高く評価され、選考委員会によって選出された男女各2校(計4校)を紹介する

【女子】

① 市立札幌開成中等教育学校(北海道・北海道地区) ※初出場

選考理由: 国際バカロレア(IB)およびSSH指定校という特色ある教育環境のもと、部活動を主体的な学びの場と位置づけ、生徒自らが課題設定や練習立案を行う探究的な活動を継続してきた 。北海道特有の雪や寒さにより練習環境が制限される中でも、施設を有効活用し、戦術分析やミーティングを重ねるなど、限られた環境を言い訳にしない姿勢が際立った 。 さらに、AR・AIを活用した技術向上やテニスフォーム研究などの課題研究にも取り組み、学びと競技を融合させた独自の活動を展開している 。競技面では、部員約80名の大所帯をまとめながら安定した成績を収めている 。加えて、大会運営補助やボランティア活動にも積極的に参加し、スポーツを支える側の視点を学びながら成長を続けてきた点も高く評価され選考された

② 島根県立松江南高等学校(島根県・中国地区) ※32年ぶり3回目出場

選考理由: 創立65周年を迎える伝統ある進学校として「文武両道」を実践しながら、限られた練習時間の中で主体的にテニス競技に取り組んできた 。SSH指定校として培われた「自ら考え、工夫し、行動する」姿勢が部活動に生かされている 。 天候に恵まれない環境の中でも、日々のコート整備を欠かさず、新聞紙を活用したトレーニングと清掃を組み合わせるなど、創意工夫と環境への配慮を両立した活動が特徴である 。多くが高校からテニスを始めた選手で構成されながら、「練習皆勤」を掲げ、最後まで走り切る姿勢を大切にしてきた 。 また、車椅子テニスの講演会への参加や清掃活動など、スポーツの社会的意義を学ぶ機会や地域貢献にも継続的に取り組んできた 。私立高校が上位を占める中、県立高校として誠実な努力を重ねてきた姿勢、そして32年ぶりとなる博多の舞台への強い想いが高く評価され選考された

【男子】

① 京都両洋高等学校(京都府・近畿地区) ※初出場

選考理由: 創立110周年を迎える伝統校として、留学生の受け入れなど国際交流が盛んで活気ある教育環境のもと、多くの生徒が文武両道を実践してきた 。 限られた練習時間の中でも工夫を重ね、主体的にテニス競技へ取り組んでいる 。また、グループワークを通じて課題を共有し、実際の行動へとつなげている 。 社会貢献活動にも力を入れ、地区のテニス大会の運営補助をはじめ、地域テニス交流会の企画・準備・運営を部員全員で担い、競技の普及と地域に根差した町づくりに継続的に取り組んできた 。こうした活動を通じて地域との強い結びつきを築き、地域の人々を応援団として、全国大会の舞台に立つ姿を届けたいという強い想いを育んできた 。競技力のみならず、主体性と社会性を兼ね備えた姿勢が高く評価され選考された

② 山口県立防府高等学校(山口県・中国地区) ※40年ぶり3回目出場

選考理由: 来年創立150年を迎える伝統校で、テニス部も創立70周年を迎え、山口県高校テニスの礎を築いてきた 。県内有数の進学校として、部員の約半数が国公立大学へ進学するなど、文武両道を実践している 。 部員22名のチームは、「自走」をテーマに掲げ、自ら成長する姿勢を大切にしてきた 。限られた環境の中で判断力と思考力を磨き、顧問と部員が対話を重ねながら練習内容やメニューを考案 。雨天時も工夫を凝らし、室内練習に熱心に取り組んでいる 。 練習後には毎回指名された部員が、自身と仲間の取り組みを振り返り発表し、チームワークや技術向上につなげる良い文化が根付いている 。また、「良い練習は良い環境から」という考えのもと、日々のコート整備にも主体的に取り組んできた 。長い歴史に培われた自律的な姿勢と着実な積み重ねが高く評価され、選考された


伝統校の復活から初出場の新鋭まで、多様なバックグラウンドを持つ学校が「博多の舞台」に集う。各校の熱い戦いに期待したい。

構成:Tennis.jp 写真:全国選抜高校テニス大会事務局