スペイン・バルセロナで開催されている「バルセロナ・オープン」(ATP500大会/クレーコート)。2連覇を目指す世界ランク5位、第1シードの錦織圭(25歳、日清食品)は準々決勝で同16位、第7シードのロベルト・バウティスタ・アグート(スペイン)と対戦し6-2、3-6、6-1で勝利し準決勝進出を果たした。

サービスでは5度のエースを奪い、ファーストサービスでは80%の確率でポイントを奪うと、セカンドサービスでも69%の確率でポイントを奪取し第2セットを失ったものの、粘り強い相手に対して数多くのウィナーを奪い快勝した。試合時間は1時間41分。

準決勝で錦織は昨年全仏オープンの1回戦で対戦し6-7(4)、1-6、2-6で敗れた相手、同28位で第14シードのマーティン・クリザン(25歳、スロバキア)と対戦、準決勝は注目のカードとなった。

2007年のソウル・チャレンジャーでも決勝で対戦し6-4、6-7(3)、4-6で敗退している。クリザンは、2006年全仏オープンのジュニアシングルス優勝、左利きで両手バックハンド、昨年はラファエル・ナダル(スペイン)に勝利するなど活躍。

記事:長嶋秀和