スペイン・バルセロナで開催されている「バルセロナ・オープン」(ATP500大会/クレーコート)。2連覇を目指す世界ランク5位、第1シードの錦織圭(25歳、日清食品)は3回戦でサンティアゴ・ヒラルド(27歳、コロンビア)と対戦し6-2、6-1のストレートで勝利し準々決勝進出を果たした。
第1セットの4-0からブレイクを許し4-2とするが、3度のブレイクを果たし6-2で先取すると、第2セットでは1度もブレイクを許すこともなくファーストサービスでは80%のポイントを獲得するなど好調なテニスを展開した。試合時間は1時間22分。
錦織は「全体的に良かった。悪いところもなかった。第1セットも長いラリーがあって大事なポイントも取ってブレイクできた。後半になるにつれていいテニスが出来ていた。冷静にしっかり自分のプレーを貫くように深いボールを打ってミス待ちにならないように心がけた。仕掛けるのを待ったり、駆け引きも出来た。怠けずに足を動かすことが出来ている。」
「他のサーフェースより、クレーは高いショット、ドロップ、角度など考えてプレーしている。」
通算対戦成績は錦織が6勝1敗となった。昨年の決勝でも6-2、6-2のストレートで勝利していた。
準々決勝進出ではロベルト・バウティスタ・アグート(27歳、スペイン)と対戦する。昨年の全豪オープンでは第5シードのフアン・マルティン・デル・ポトロ(アルゼンチン)に勝利しベスト16、また全米オープンでもロジャー・フェデラーに敗れるもベスト16進出を果たした強豪。
記事:長嶋秀和