こちらの続きです。
前回、日本でリチャード・ショーンボーン氏とアン・クイン氏の講義を
7日間びっちし受けてきたとお伝えしました。この講義は受講者からは賛否両論。
それはそう。もちろん日本のトップを走っていた元選手、
そして今ではバリバリの育成に力を継ぎ注いでいる猛者ばかりですから。
そう簡単に納得して講義を受けてくれるはずがありません。
その中、ショーンボーン氏の講義は古いという声もありましたが、
特にあれほどまでのアメリカにあるカデミーに対してのいいかたから察すると
新しいもの好きのアメリカでは相当批判的な事を言われたのでしょう。
僕自身の感想はテニスを科学的、そして数字でとらえており
一面性からだけではなく多面性から見るためにも
とても勉強になる部分がありました。全部が全部は賛同できませんが、
僕が感覚的にどうしても表現できない部分を彼は科学的に実証していました。
特に運動連鎖の部分については”ボールの質”につながるのでこれからより勉強して
いかなくてはならないことでしょう。
アン・クイン氏の講義は結論から言うととてもガッカリしました。
フィジカル、メンタルが主に講義の内容であり、
僕は今回メンタルタフネスの分野を相当期待して、そしてかなりの勉強をする気持ちで来ました。
しかしその内容は既に10年前にハリーホップマンキャンプにある
Dr.ジム・レアーから学んでいた事だったからであり、
またそこまで深く講義をしてもらえなかったからであります。
僕は以前にエジプトのサテライトに出場して自分はかなりの精神的な問題があるのではと思うぐらい
自分を見失うテニスを何度も続けてしまいました。このままではいけないとすぐさま
ハリーホップマンにあるDr.レアーのカウンセリングをなにもアポイントメント取らずに
エジプトからフロリダへ渡りました。
自分の問題はメンタルである。その為、メンタルタフネスを学びたい。と決意をし
週4回2時間、何かが乗り移ったかのように勉強、カウンセリングを3週間受けました。
日本帰ってから聞いた事なのですが当時のDr.レアーのカウンセリングは1時間200ドルと
聞いて僕はかなりビックリしました。
相当に追い込まれた顔つきになっていたのかDr.レアーは僕に請求書も
送れなかったのでしょう。
プロフェッショナルに対してお金を払わないなんてとても失礼きわまりない話ですが
人間何かに追いつめられたときの顔はそれは相当なものだったのでしょう。それにしても感謝!
そして続き。