今週のPクラス(バンコクは来週のお楽しみ)では選手全員に自分自身を極限に追い込む事を目指して練習に取り組んでもらっている。勿論、選手全員、一所懸命練習に取り組んではいるもの自分に付加をかけ追い込む能力はまだまだ貧しく思う。
夏希君曰くやはりトップの選手は、特に愛ちゃん(杉山選手)はどの選手よりも自分を追い込むことができる選手であると言っていた。なるほど。怪我しない才能。そして自分を追い込める才能。彼女が何年もトップ100にいる理由が明らかにわかる。
キャンプが終わり全豪オープンを見ていて、また話を聞いていて厳しい世界だなとつくづく思ってしまう。
そして果たしてこの舞台を目指しているジュニア選手はこの場に立つに値するぐらい自分を追い込んでいるであろうか?いや自分をそこまで追い込めるのか?それよりも、追い込み方を知っているのか?という疑問が浮かび上がる。
追い込むというのはトレーニングもテニスも一つの技術なので最初からできるわけではない。ジュニア選手をみていると追い込み方をまだまだ知らないように思える。ならばこれらも常に練習していかねばならない。
そこで立ちはだかるのは限界というのはなんであろう。目標なのか?己の作った壁なのか?それとも精神的な言い訳なのか?
昔為末選手とトレーニングをしたことがあるが彼は言葉通り吐くまでやっていた。ここで吐くまでやることがはたして生理学的に良いのかどうかはおいておく。吐けるまで自分を追い込める。すなわちそのような強い意志を持っているというのはさすがトップアスリートであり、その競技を心の底から好きなんだなと羨ましく思ってしまう。
これから(も)Pクラスの選手には自分の持っている限界の壺を毎日少しずでもいいので大きくしていって欲しいと思う。
毎日の練習中、終了後に常に自分に問い質してみよう。
自分に言い訳をしていないか?
より高いレベルに挑み自分の限界を超えようとしているのか?
毎日オールアウトできているのか?
いやーそれにしてもタフな世界だ。
コメント
こんにちわ金子さん。書き込みありがとうございます。NewComerツォンガvsナダルの試合ご覧になりましたか?ツォンガの逆クロス、かなりラットしてましたね(汗)そしてピンチの時はウインドミルで高いムーンボールをナダルのバック側に打ち我慢していました。特にセカンド、サードセットはこのキャンプでやった2ショットのお手本を見ているようでした。金子理論を裏付けする試合になったと思います。全豪でたくさんの試合を見ていて感じたポイントやゲームはたくさんありましたがこれほどまで感じた試合はありませんでした。そしてもう1つ、それはフィジカル面です。格闘家に引けを取らない2人の体。コートではなくリングだと思いました(笑)世界のテニスは確実に動いていますね。ちなみにナダルの一日は8:30~9:30トレーニング、9:30~1:00オンコート練習、3:00~5:00オンコート練習、6:00~7:15トレーニング、10:30就寝だそうです。(WOWOW調べ)すごいモチベーションです(涙)それから僕の好きなダンスチームをブログに添付しときます。是非☆
ショウタ
確かに壮絶な戦いだったな。
ショウタも頑張れ!