今回の災害で何が役にたったかというとSkypeである。
前回のエントリーでニュージーランドの災害での携帯電話の活躍を書いたが、今回の東北地方太平洋沖地震の災害でまったくとは言わないが、それに近いぐらい役に立っていなかったと言いたい。こういうものってエマージェンシーの時にどれだけ発揮できるかだと思うのだけども。外部の自分たちがこんなやきもきするのだから、現場被災者の方達はもっと不安な気持ちであったのではなないだろうか。
今回の災害で妻や実家の親にも全く連絡が取れなかった。その理由は固定電話や携帯電話の回線に規制がかかり、消防、救急へかける電話を最優先にする為にであるので、その為繋がりにくくなっている。それに関して理解もしているし、今回はそれに従うようにしているが、正直な気持ち海外に住んでいて家族と離ればなれになっている身として、やはりまず電話で家族の安否を確かめたい。混線するのを織り込み済みで、それぐらいのキャパと技術は災害時の時に発揮してもらいたいというのが正直な気持ちである。
しかしその気持ちを救ってくれたのがSkypeである。auのスマートフォンはSkypeと連携しているので妻とはすぐにSkypeで連絡を取り合えた。このSkypeとは電話回線ではなくネットワーク経由で繋がるため回線が混乱してても関係ないので問題なく繋がった。途中ネットワークにも問題あったらしいが今のところは問題なく使えている。またiPhone,やPCでは音声は勿論、テレビ電話としても使えるのでこれ程安心できるものはない。
回線の何処までの問題が生じるとネットワークに障害がおきおきてしまうのか分からないが、Softbankもすぐに「ソフトバンクWi-Fiスポット」を無料で開放してくれているので、このSkypeにせよ、Twitterにせよ、Facebookにせよ、今回のネットワークの功績はとてもとても大きい。
Skypehttp://www.skype.com/intl/ja/home/
auhttp://www.au.kddi.com/seihin/ichiran/smartphone/app/skype/service.html