コーヒーは好きですか

今現在スターバックスでつかぬ間の休憩これからKTCCへ移動。
あ～久しぶりに美味いコーヒーを飲んだ～。
オフィシャルホテルのラマガーデンの朝食のコーヒーはまずいまずい。
まだ絵の具を飲んでいるほうがましなのかもしれない。
タイでコーヒーというのは僕にはとても強くそして良い思い出がある。
97年初めて出場するタイサテライト。そのシーズン調子悪く今ひとつなテニスの内容。
1週目2コケ、2週目のピアロムでの試合も2コケ（1コケだったかな？）
そういえばKTCC行く途中空港手前でNovotelが見えたけどあれがオフィシャルホテルだった。いずれにしても最悪のテニスに対してもううんざりし、夜遅くホテルでの食事後やけくそにコーヒーを飲む。
その時のタイコーヒーが粉っぽくそして濃かったのか、全く夜眠りにつけずに羊も数えるのにあき考えるのはテニスのこと。何でこんな調子が悪いのだろうと、寝ながら夜中にラケットを握ってみると、あれもしかしたら短く持ちすぎてるのかな？と気づく。というのも僕は両手だけどストロークはほぼ右手だけしか使っていなく左手を使ってしまうとボールの威力が完全に無くなってしまう。当然と相手に打ち込まれやすく常に受け身受け身になってしまう。右手を1.5センチ長く持ってみるとラケットヘッドが自然とおちリストワークも柔らかくなる。もしやこれが調子の悪かった原因かと思い、そうなると余計興奮してしまって寝れやしなく一睡もしないままテニスコートへ。練習を開始するとなんと理想のボールが打てコントロールできるではないか。そして3週目はコンキャンという大学町に移動してそこでトーナメントが開催された。パラドンの兄貴にトリプルマッチポイントを握られながら挽回し勝利をものにして、そこから勢いついてその週を優勝することができた。

あの時コーヒーを飲んでいなかったらこの優勝はなかったかもしれない。あの時コーヒーを飲んでいなかったらひらめきが無かったかもしれない。ひらめきがな かったらいつ調子を取り戻せたのだろうか。いやそれ以前にタイに来ていなかったらどんよりと霧かかったようなテニスの内容から抜け出せなかったかもしれない。あれはブダからの啓示ではなかったのだろうか。確かにタイの大地からメッセージを受け取ったような気がした。

僕がここで言いたいのは
調子を戻すだけではなく新しい技、感覚、戦術などは色々なところにヒントが転がっている。それを見逃さずに発見できるかできないかは本人のタレント、マネージメントとアンテナ次第だと思う。
今回のITFジュニアもそのようなヒントが沢山埋まっているし、コロコロと大きな音をだしながら転がってさえいるトーナメントであった。是非ジュニア選手にもいろいろなものを見て研究し技を盗みまた、発見してもらいたいと思う。感性豊かに色々な角度から物事を見ることが大切なのかもしれない。そして選手はその感性を研ぎ澄ませていなくてはならない。アクティブにいかなくては当然とチャンスは少なくなってしまう。
ということはつまり下記の事が大切である

行動力を身につけよう
—–　他の人と同じ行動ばかりしないように

自己主張、自分の意志を強くそして明確に持とう
—–　他の人と同じ意見は恥ずかしいことである