フレンチオープンでの問題の発言

選手、テニス関係者の方のブログを拝見してもあまりその件に関してふれていないので僕もふれない方がよいのではと思ったが、やはり自分の仲間(実際には先輩)、が犯人扱いされ危機にさらされている。しかも僕はその渦中にいた一人でもある。立ち上がらないわけにはいかない。この件に関してあえてふれることにした。

まず夏希君が森上さんに言ったのではないかという感じで最初はメディアに書かれていたが、これは語弊であり、語弊というよりもそれ以前にそのような発言は一言も言っていない。問題の発言が起こる前夜、僕も夏希君の部屋にいて色々と話をしていたのを聞いている。反対に出場を決めた時点でダブルスを戦うことは決定していた。当然のことだが。

今回のダブルスの結果によって藍子ちゃんのオリンピック出場の可能性ががかかっていた。藍子ちゃんの出場の可能性によって森上さんのオリンピック出場の可能性もかかっていた。テニスはオリンピックに対して、そこまで重点をおく競技でないにせよやはり一度は出場、願わくばメダルを取ってみたいもの。
しかもランキングの近い選手はお互い意識するのは当然のことであり、その為、あえて試合前にも選手2人、そのコーチ2人で最善を尽くすというミーティングをしキレイサッパリしたわけだ。選手からしたらこの解決した部分、そしてとてもとてもセンサティヴな部分にもかかわらず、なぜ蒸し返すような事、しかも試合前にふれなければならないのか。当然と気分がよいものではない。とてもタイミングが悪い時であった。

問題になった発言に対して、良し悪しはまた別の論点とし、発言をしてしまったの本人もそこまでの悪意はない。藍子ちゃんのオリンピックもあるし、森上さんの膝も悪いしで本当に無理をしないでというニュアンスが含まれている。それらを「八百長とせよ」と言ったと解釈するのはとても軽率であり極論過ぎるのではないだろうか。八百長と書かれているが、選手2人は前もって勝敗を打ち合わせておいたりと、なれあいの勝負はしていないではないか。ここでもまたメディアの次元の低さを感じてしまう。

そしてこれからの対応に期待したい。
特に錦織君、伊達さんとテニス関係だけでなく一般メディアにも注目されてきたここ最近、テニス界だけのテニス協会ではなくなってきている。協会の迅速な対応が腕の見せどころなのではないだろうか。PGA,ATP,NBA、等々、という機関とまでは期待はしないにせよお互いに対してフェアーな判決を下し、迅速な対処をし、テニス関係者に限らず今回のニュースを見た人たちまでちゃんと伝わるようにしてもらいたい。今までのように「なあなあ」はまずないと信じたい。


コメント

  1. 高田 さん : 2008.06.07

    この件で一番驚いたのは森上本人だろう。
    まさか「八百長問題」にむすびつけるとは。
    ATP,WTAともにその問題には敏感になっているからね。
    どちらも発言には気を付けないといけません。
    誤解は解けたのか、な?

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  2. Reiko さん : 2008.06.07

    森上さんのサイトを読んだ友人が
    まだ誤解をしていたので誤解は解いておきましたが
    確か違うと書いてあったのに・・・
    読む人の認識で名前の書いてある人のほうが印象が強くなる
    事があるようです

    これには驚きました
    早く正しい形で終息するといいですね

    返信

  3. サイレント さん : 2008.06.13

    日本テニス協会は思ったとおり(金子さんの希望もはずれ)何もアクションをおこしませんね。恥ずかしいの一言。

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