Singapore Inter Club League Singles　経過報告

1stセット5-3サーブからいきなし体力切れ。
血液の栄養素がすべてエネルギーに使い果たされてしまい抜け殻状態になってしまった。

対戦相手は第1戦目に対戦し勝利した、元ATPランカーのオーストラリア人、前回の試合はファイナルセットで勝利。普段なれない芝での試合というのもあり心身ともにかなりのストレスがかかった試合であった。

試合後は何も対策をしていないので当然、免疫力が落ち、1週間の風邪気味、フィジカル（ふくらはぎの肉離れ、肩の損傷）では2週間引きずってしまった。今回の試合は前回の反省材料を活かし色々とプレー中に試したいこともあった。

対戦相手は芝の方が上手いはずであると思い込んでいたので、前回の対戦から想定して正直6-4、6-2ぐらいでいけるであろうと思っていた。しかしハードコートでのプレーの方がよりしつこくとても重いボールを打ち、そのフォアハンドはとても効果的に僕のバックハンドそしてフィジカルを苦しめたのであった。

プラス体力、エネルギーの消耗で、構えられて打たれてしまったら全く身体が反応が出来ない始末。取られるべくして取られてしまった1stセットタイブレーク。前回もタイブレークを簡単に落としてしまった。
ナァァ??ゼ？

今回の試合の課題は最低限の出来る範囲の中でプレーする。また可能な限りフィジカルに負担をかけない。その為にはストレッチ、ウォームアップ、クールダウン、アイシング、インナーマッスルを入念に、また次の日に引きずらないようにニュートリションの摂取を試合前、試合後、試合中も計画的に行う事。

戦術の中においてのボールの球種、トップスピン、スライス、ディフェンス、オフェンスの中でのラットショット、ウィンドミル。等々

今回は試合中にもスポーツ飲料だけでエネルギー源を補うのではなく（それだけだと相当の水分を取らないと摂取量が追いつかないため）カプセル錠のアミノ酸を試合中に飲むよう準備をしていた。（それでも思った以上にエネルギー消耗がはやく遅れてしまった、、、）
すると1セット目にはさすがに筋力は回復しなかったが2セット目にはいり、集中力維持、筋合成促進、中枢神経疲労がみるみる回復してきた。細胞にエネルギーを送り込んでいるのが凄くわかった。そこからエネルギーがきれないよう定期的（毎4ゲーム）摂取するようにした。危なげない試合であったがどうにかセットオールに持っていき、そこで他の試合の勝敗が決まったので打ちきりとなった。

ウォームアップメンテナンスは上記にあげたように大げさなぐらい入念に行った。戦術の中でのボールの球種は特にアングロサクソン系の相手は腕っ節がつよいのでただ単にアプローチ、速いボールなど打っても簡単に打ち返されてしまうため戦術におけるボールの質の変化は改めて試してみたかったのである。思ったより上手くいき、取れる効果的なポイントパターン、セオリーが出来上がった。

今回は半端ない暑さもあるがとても厳しい、逃げ出したくなる、投げ出したくなるような試合内容であった。
ただ上記にあげた実験を試し、自分を客観的にとらえることができ、今まで当然とやっていたことだが（自然と出来ていたことなので）今回意識して出来たことは中々の収穫であったと思う。