台湾の女子選手の練習を見ていて、このパワーと生命力の強さと貪欲さはどこからなのかという答えが出ていた。それは男子選手とのヒッティングでどのレベルでもボール、球種に対して好き嫌いなどせず(なぜ好き嫌い?)ガンガン打っているところなのではないか。とくにトップ100に入っていない選手ほど常に質の高いボールと触れあっていなければ自然とそのレベルに慣れてしまうもの。スポーツの世界に限らず、飲食の世界に限らず、古今東西限らず、「慣れ」というものは怖いもの。戦術的な課題練習は別として自分の好き嫌いで、スピンを打たないで、スライス打たないで、などと要求するものではない。同じボール、ラケット、コートである限りそのようなボールを打ってくる可能性は当然にあるわけだし、現に女子の世界もトップはその様なボールを打っているのだから。それにしてもTHA vc KAZNo1,No2共にとても見応えのあるシングルスであった。
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