ウィンブルドン、ロジャーの応援

スクリーンショット 2012-07-09 21.13.24.png

今回は勇気を振り絞り?勝っても負けてもロジャーの決勝戦を見届けようと決心して観ることにした。

正直、セットカウント3-0でマレー優勝を覚悟していた。1ゲーム目のドライビングボレーのミスからのブレークダウン、決定的?であった。

試合を観ている時は僕自身どちらが勝つか最後まで全く分からなかったが、勝負が決まり試合を見返してみると、ファーストセットすぐにブレークバックした事が、最初の勝負の鍵であったのではないかと思う。ファーストこのままキープキープで終わり、セカンドもタイブレークを落としたりでもしたらフェデラーの勝利は難しいと思っていた。

マレーは最初からのギア全快であった、1セット目からギア全快で来ると思ってはいたが、出せるとは思っていなかった。大変驚きである。このまま続いたらまずいと感じていたが、しかしギアが全快すぎた。2+1、それほどスリーセットで終わらせたかったのだろう。

何よりも2セット目後半からのロジャーの落ち着きようはグランドスラムでは久しぶりに見た気がする。セカンドセット、4-4、15-40をもし取られていたらなんて考えてしまうとゾッとするが、それにしても素晴らしい内容であった。 ここ最近では常に、ナダルにはねじを一本一本外されていき、ジョコには最終ラウンド覚悟のスタンスでハードパンチを打ち込まれ、どちらにせよ崩れ去るロジャーしかみられなかった。

サスペンド後のロジャーのプレー、ポールアナコーンの戦術を修正する洞察力には感服する。まるでチャンピオンズリーグを見ているようなシステムプレー、そして心理戦が伝わってきた。サーアレックス・ファガーソンも勝負の視点で見ていたのではないだろうか。ただの観客、テニスファンの目ではなかった。

どのジャンルのトップアスリートが観てもリスペクトされる試合内容であり、ロジャーが優勝、そしてナンバー1に返り咲いた試合に大変に満足している。


コメント

  1. ぐーがー さん : 2012.07.10

    ねじを1本1本・・・。 うまい例えですね。
    素晴らしいです。
    確かに、フェデラー対ナダルの試合は、プレイスタイルの違いでしょうがお互い絶好調の試合って案外少ないですよね。
    ガチンコのぶつかり合いも、観てみたい気がします。

    返信

  2. ぐーがー さん : 2012.07.10

    ねじを1本1本・・・。 うまい例えですね。
    素晴らしいです。
    確かに、フェデラー対ナダルの試合は、プレイスタイルの違いでしょうがお互い絶好調の試合って案外少ないですよね。
    ガチンコのぶつかり合いも、観てみたい気がします。

    返信

  3. 金子英樹 さん : 2012.07.14

    ぐーがーさん
    あの冷静なフェデラーがじりじりと崩れていくんですよね。

    返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。全て必須項目となります。